シワシワネームとは何なのかわかりやすく解説

シワシワネームをわかりやすく言うと、

古風でダサい名前

のことを言う。

2020年9月初旬、当時の若い女性専用の匿名掲示板「ガールズちゃんねる」において、「シワシワネーム被害者の会」というトピックが立ったのが“シワシワネーム”の由来と発端である。

シワシワネームの“シワ”とは、老人のシワのことで、「とても古びている」という意味である。

名前がダサいかどうかは、個人の感覚によるが、明らかに年代が古く、周囲から浮いてしまっている名前をシワシワネームと呼ぶ。

故に、現代の困った名付けの風潮の「キラキラネーム」の類似的な位置付けになっているが、決して悪い名前ではない

基本的には、古い時代の女性の名前現代女性に付けることを揶揄した呼び方であり、男性の場合は、古い時代の名前が付けられても、シワシワネームとはあまり言われない。

■シワシワネーム例

  • あい子(愛子、相子、藍子 など)
    (例外:ミュージシャンのaiko)
  • ひろ子(弘子、博子、浩子、ヒロ子 など)
  • せつ子(セツ子、節子 など)
  • じゅん子(順子、純子、淳子 など)
  • ゆみ子(由美子、裕美子、優美子 など)
    (または“子”をつけない由美など。)
  • ふみ子(文子、富美子、フミ子 など)
  • ひで美(秀美、英美、日出美 など)
  • よし美(好美、芳美、良美 など)
  • まり(鞠 などの難しい漢字)
  • はつえ(初枝、初江、はつゑ など)
  • ともみ(智美、朋美、友美 など)
  • ふじの(藤乃、冨士乃 など)

上記は、あくまでも一例であり、他にも多数存在する。

特に「○○子」という名前は、昭和以前のイメージがある名前であり、シワシワネームの代表的な名前となっている。

特に、カタカナ+子 は、シワシワネーム感が強いイメージがある。
(例:トメ子、タカ子 など)

・シワシワネームが若い女性の間で問題視された理由

現代の若い女性であるにも関わらず、自分につけられたシワシワネームのせいで、

「おばあちゃんと同じ名前とは…。」

「(会社の年配の上司の)おふくろと同じ名前だ!」

「確か、俺の行ってた中学の用務員さんが、その名前だったよ。」

「昭和のアイドルに、同じ名前の人がいたかな…?」

などと言われることが多く、現代の若いギャル世代の女性にも関わらず、古風な名前のせいで、完全に周囲から浮いている状態になってしまうのである。

そのため、若い男女が出会い語りあう機会(特に合コン)では、本来悪い名前ではないハズなのに、名前の時代錯誤感のせいで、半ば奇異な目で見られがちになってしまい、イメージ的に損してしまうことが多い。

・シワシワネームを付けられた理由

なぜ、昔風の古い時代の名前をつけられてしまうのか?

その主な理由は、「祖父または祖母が名付ける」という点にある。

要するに、古い時代の人が名付けると、その人の古い時代の感覚で名前をつけることになるため、古臭い名前になることが多い。

よって、周囲とは明らかに違った時代錯誤な名前になることが多く、シワシワネームと化してしまうのである。

大体、嫁や夫は、義父または義母に気を遣い、提案された名前に口出ししにくいことが多い。

それに、古臭い名前と言っても、決して悪い名前では無いため、強く反対できないという面もある。

そのため、古臭い名前がそのまま付けられてしまうことがあり、それがシワシワネームの大きな原因となっている。

前述の「シワシワネーム被害者の会」は、そんな名前を付けられたせいで妙な扱いを受けてしまった若い女性たちの怨嗟の声が集まったトピックだったのである。


関連項目

キラキラネーム


 

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