アトとは何なのかわかりやすく解説

アト(atto)をわかりやすく言うと、

0.000 000 000 000 000 001

という数値のこと。

アトを分数で表すと100京分の1
(1/1000000000000000000)
累乗で表すと、10-18 となる。

丁度、エクサ(100京 1018)真逆の数値になる。

英語では、quintillionth (クィンティリオンス)と表記する。

アトは、国際単位系(SI)におけるSI接頭語の一種で、中性子や陽子など、原子核よりも更に小さい極小の存在大きさの表記に使われる。

ちなみに、アトを漢数字で表すと、一刹那(いちせつな)となる。

刹那(せつな)とは、仏教において最も短い時間を表す言葉の一つで、「ほんの一瞬」といった意味がある。

刹那を時間に換算すると、0.013秒となると言われている。
(75分の1秒という説もある。)

しかし、単純に0.013という数値だけで見てみると、SI接頭語の刹那よりも遥かに大きな数値であるため、矛盾を感じなくもない。

このことから、時間の「刹那」と接頭語の「刹那」は漢字が同じでも使われ方や意味が大きく異なると言える。

SI接頭語 一覧表

接頭語 10n 10進数表記 漢数字表記 英語表記 制定年
クエタ
(quetta)
1030 1 000 000 000 000 000 000 000 000 000 000 百穣
(じょう)
nonillion 2022年
ロナ
(ronna)
1027 1 000 000 000 000 000 000 000 000 000
千秭
(じょ)
octillion 2022年
ヨタ 
(yotta)
1024 1 000 000 000 000 000 000 000 000 一秭
(じょ)
septillion 1991年
ゼタ 
(zetta)
1021 1 000 000 000 000 000 000 000 十垓
(がい)
sextillion 1991年
エクサ 
(exa)
1018 1 000 000 000 000 000 000 百京
(けい)
quintillion 1975年
ペタ 
(peta)
1015 1 000 000 000 000 000 千兆 quadrillion 1975年
テラ 
(tera)
1012 1 000 000 000 000 一兆 trillion 1960年
ギガ 
(giga)
109 1 000 000 000 十億 billion 1960年
メガ 
(mega)
106 1 000 000 百万 million 1960年
キロ 
(kilo)
103 1 000 thousand 1960年
ヘクト 
(hecto)
102 100 hundred 1960年
デカ 
(deca)
101 10 ten 1960年
  100 1 one  
デシ 
(deci)
10−1 0.1 一分
(ぶ)
tenth 1960年
センチ 
(centi)
10−2 0.01 一厘
(りん)
hundredth 1960年
ミリ 
(milli)
10−3 0.001 一毛 thousandth 1960年
マイクロ 
(micro)
10−6 0.000 001 一微
(び)
millionth 1960年
ナノ 
(nano)
10−9 0.000 000 001 一塵
(じん)
billionth 1960年
ピコ 
(pico)
10−12 0.000 000 000 001 一漠
(ばく)
trillionth 1960年
フェムト 
(femto)
10−15 0.000 000 000 000 001 一須臾
(しゅゆ)
quadrillionth 1964年
アト 
(atto)
10−18 0.000 000 000 000 000 001 一刹那
(せつな)
quintillionth 1964年
ゼプト 
(zepto)
10−21 0.000 000 000 000 000 000 001 一清浄
(しょうじょう)
sextillionth 1991年
ヨクト 
(yocto)
10−24 0.000 000 000 000 000 000 000 001 一涅槃寂静
(ねはんじゃくじょう)
septillionth 1991年
ロント
(ronto)
10−27 0.000 000 000 000 000 000 000 000 001 octillionth 2022年
クエクト
(quecto)
10−30 0.000 000 000 000 000 000 000 000 000 001 nonillionth 2022年

Wikipedia より引用

 


関連項目

国際単位系(SI) SI接頭語


 

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