プロスポーツ選手並みの
技量を使って対戦型ゲームのプレイをすること
である。
ここで言うゲームとは、テレビゲームやビデオゲームなどで有名な電子的なゲームのことを指す。
eスポーツに使われるゲームの種類は、主に格闘ゲーム、ガンシューティングゲーム、スポーツゲームなどといった対戦型のゲームで、動体視力、反射神経、プレイ中の瞬間的な判断力など、実際のスポーツ並みの技量と能力を必要とするものである。
しかも、1対1の対戦だけではなく、複数人でチームを組んで、他のチームと対戦するゲームもある。
そのため、実際のスポーツのチームプレイと同等レベルのチームワークが要求されることもあり、「たかがゲームでしょ?」などと言って侮ることができない。
また、体調管理も重要であり、対戦前までに体調を万全にしておかないと、実際のプレイで本来の技量を発揮できないというナイーヴな面もある。
以上のことから、単なる対戦ゲームのプレイが、eスポーツと呼ばれる大きな理由である。
また、eスポーツの大会には、実際の世界規模のスポーツ大会の優勝賞金に匹敵するほどの高額の賞金が設定されていることがあり、そのことがeスポーツの人口を増やしている大きな要因にもなっている。
優勝賞金が100万ドル以上になることも珍しくない。
実際にアメリカ政府は、ゲーム大会のリーグ・オブ・レジェンドをプロスポーツ大会と認定しており、この大会に出場するために海外から来米した出場者にアスリートビザを発行するという。
eスポーツはもはや、単なるゲーム大会とは言い切れない市場規模になっており、それ故に、プロゲーマーと呼ばれる賞金狙いのゲームプレイヤーが世界的に誕生しており、世界各国で大きなムーブメントとなっている。
特にIT大国の韓国は、eスポーツが最も盛んな国となっている。
実際に、プロゲーマーを養成する学校や組織・団体もある。
2018年には、日本でもeスポーツが広く伝わり、eスポーツのキーワードが流行した。
そのため、eスポーツというキーワードは、2018年度の流行語大賞にノミネートされ、10位以内にランクインした。
ちなみに、eスポーツをオリンピックの正式種目にするという動きがあるが、IOC(国際オリンピック委員会)は、時期尚早であるとの見解を示している。
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