どら猫とはどんな猫なのかわかりやすく解説

どら猫をわかりやすく言うと、

盗みをはたらく野良猫

のこと。

有名なテレビアニメ「サザエさん」の主題歌の1フレーズに、

“♪お魚くわえたどら猫~♪”

とあるが、それこそまさに盗みをはたらく野良猫のことである。

盗みを行ったどら猫が本当に野良猫かどうかは、実際にその猫を監視して素性を調査しないとわからない。
(放し飼いにしている他人の家の猫の可能性があるため。)

まあ、とにかく、
野良猫が盗みをはたらいた瞬間、どら猫という呼び方になる

・“どら(ドラ)”の語源(由来)

実は、どら猫の“どら”とは“ドラ息子”のドラと語源は同じである。

これらの“ドラ”の語源は、
仏事などの行事の開始時に鳴らされる鐘の銅鑼から来ている。

中国のカンフー映画などではお馴染みの、ドワ~ンと叩いて鳴らすのが銅鑼である。

銅鑼を突く=鐘を突く=カネが底をつく

という感じで語感のイメージが変化し、家のカネが底をつく程、金使いが荒い息子のことをドラ息子と呼ぶようになった。

当然、放蕩三昧のドラ息子は、

カネが底をつく→お金がない→盗みをはたらく

という悪循環に陥ることもしばしばある。

その、ドラ息子が盗み(悪さ)をはたらく姿を、同じように盗みをはたらく野良猫に当てはめて、どら猫という言葉が自然発生的に生まれたとされている。

ちなみに、似たような言葉に泥棒猫があるが、これは息子を誘惑する若い女性の隠語であり、物質的な盗みをはたらくどら猫とは意味合いが全く違う。

 

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