攻撃側の選手が相手陣内でボールよりも前に出た状態で、攻撃側に有利になる行為することを禁じるルールまたは反則名
のこと。
具体的には、以下の条件を満たす位置がオフサイド判定の基準となっている。
A=ボールを持っていない攻撃側選手
B=ボールを持っている攻撃側選手
- (Aが)ボールより前にいる
- (Aが)相手陣内にいる
- (Aが)相手のディフェンス選手(GK以外)がいる最後尾よりもゴールに近いところにいる。
以上の条件を満たした状態で、
- BからAが直接パスを受ける
- Aが相手GKの視界を遮る
- Aが相手選手のプレーを妨害する
などの、攻撃側にとって有利なプレーをした場合、オフサイド判定になる。
ただし、以下の条件下においては、
オフサイドにならない。
- ゴールキック時
- コーナーキック時
- スローイン時
- 守備側選手(GK以外)のバックパスの奪取
- 守備側選手(GK以外)のクリアボールの奪取
ちなみに、オフサイド時に課せられるペナルティは、反則位置からの間接フリーキックが相手チームに与えられるというものである。
攻守を強制的にひっくり返されてしまうため、状況によってはかなり不利になる。
・なぜオフサイドがあるのか?
オフサイドのルールが無いと、攻撃側の選手の一部が試合開始直後から相手のゴールの前で待っていればいいことになるので、守備側が非常に不利であり、その結果、ただの玉蹴りゲームになってしまう。
逆に言えば、オフサイドのルールがあることで、チームの実力差が余程開いていない限り、公平で白熱した試合展開をすることができるようになる。
(つまりスポーツとして公平で面白くなる。)
ちなみに、小学生以下の少年サッカーにおいて、ルールが難しいという理由で体育教師やコーチがオフサイド判定を無くすことがあるが、これを認めると、選手同士の無秩序なラフプレーに繋がる可能性があるため、教育的観点からは良くないという指摘もある。
関連項目