事前に極一部の人に
選挙に立候補することを伝え
意見などを訊いておく行為
のこと。
市会議員や県会議員、国会議員などに立候補する前に、ごく親しい狭い範囲の人に、事前に伝えて反応を伺う行為である。
例えば、
「次の市会議員の選挙に立候補しようと思うんだけど、どうかな?当選するかな?やめといたほうがいいかな?」
などと、ごく身近な一部の人(家族・親戚・隣人など)に訊いてみる行為が該当する。
不特定多数の人に瀬踏み行為を行うと、選挙期間外に選挙活動を行うことになるため、公職選挙法違反となり、警察のお世話になることになる。
しかし、身近なごく一部の人に訊いてみるだけなら、単なる会話の範囲に留まるので、公職選挙法違反にはならない。
ところが、芸能人などの社会的知名度が高い人の場合、身内にぽそっと立候補をほのめかしたとしても、身内からそれが世間に漏れた場合、大手マスコミを賑わせるスクープに発展する可能性がある。
そうなってくると、不特定多数への瀬踏み行為が疑われ、公職選挙法違反に該当する可能性があると、警察による事情聴取の対象になってしまう可能性がある。
そうなると、当然マイナスイメージとなるため、本当に選挙に立候補するつもりだった場合は、立候補しても、まず当選しないだろう。
つまり、選挙に立候補する場合は、粛々と秘密裏に、関係各所へ調整を行う必要があるということだ。
関連項目