とても大事で根本的な取り決め
のこと。
もちろん、文書化されている。
主に、法律や憲法、条約など、極めて重要なモノの前提条件として決められることをいう。
もっと砕けた例え方をするなら、法律や条約を鳥の卵とすると、憲章は卵を産んだ母親鳥ということになる。
また、具体的な例として、
「国王は法律の上に存在する」
という前提を憲章にしたとする。
すると、その憲章を元に作られた法律は、
「国王の気持ち次第で破られたり変えられたりしてしまう」
という、国王の暴走を助長させる危険性を持つことになる。
ゆえに、憲章とは、
最も基本的で重要な取り決め
ということになる。
上の例のような暴走や悪用が起きないようにするためにも、憲章を制定する際には、複数人による細心の注意と配慮が必要とされる。
・憲章の例
憲章の主な例として、
が、世界的には有名どころ。
歴史の教科書にも出てくる有名な憲章である。
また、ミクロ的または局地的な視点では、企業や大学などの組織が活動する上での根本的な取り決めを「○○憲章」と呼んで自ら制定する場合もある。
○○憲章を元に、企業や大学などの組織が、社内規定などの決まり事を制定して活動するワケである。
いくら“憲章”という名前がついていても、所詮は組織内での決まり事。
なので、ミクロ的な取り決め事を、大仰に表現しているだけである。
(もちろん、その組織に所属している者は、ちゃんと真剣に受け止めないといけないが…。)
しかしながら、市町村など、自治体レベルで決められる広域な憲章もある。
その場合、条例の改正や新制定に関わってくる可能性もあるので、その自治体の住民は憲章をそれなりに理解しておく必要がある。
関連項目