Threads(スレッズ)は、株式会社Meta(旧Facebook)がリリースしたSNSアプリの一種。
リリースは2023年7月6日。
主なプラットフォームは、iOSとAndroid。
WEB版もあるが、機能が「閲覧のみ」に限定されている。
スレッズがどんなアプリなのかをわかりやすく一言で言ってしまうと、
「Meta版のツイッター」
と言っても過言ではない程、スレッズとツイッターの機能は酷似している。
そのため、Twitter(現・X)を運営するX社側から株式会社Metaに対し、知的財産権侵害の訴訟を示唆する連絡が来ていると、ネットメディアによって発表されている。
スレッズのユーザーは、リリースから4日後の2023年7月10日18時ごろの時点で、ユーザー数が1億人を超えたことが確認されている。
この増加率は、2か月で1億人達成となったAIサービスのChatGPTの約15倍である。
短期間の莫大なユーザー増加の理由は、インスタグラムのユーザーが、そのままスレッズを利用できるのが大きな理由の一つだが、ツイッターの混乱※があったため、ツイッターのユーザーの多くがスレッズに流れたという理由も大きい。
(※スレッドのリリース前の7月初旬に、当時のTwitterの閲覧にログインが必須になったことや、当時のTwitterアカウントを持つユーザーの機能が制限されたことに伴う混乱など。)
・Threadsはインスタグラムに付随するサービス
基本的にスレッズは、Instagram(以後、インスタ)に付随するサービスであり、インスタのアカウントを持っていることで、初めてスレッズのアプリを利用することができる。
同時に、インスタのフォロワーやブロックリストをそのままスレッズに反映させることも可能。
今後は、インスタのアカウントが無くても、スレッズのアプリのみの独立したアカウントを作成できるように検討中であるとのこと。
スレッズ利用時の注意点としては、インスタ及びスレッズのアプリを最新バージョンにしておかないと、インスタのアカウントを使って自動的にログインすることができず、手動でアカウントの名前やパスワードを入力しなくてはならない。
もし、インスタのアカウントがFacebookと共有の場合、インスタのアカウントにはパスワードが発行されていないため、スレッズからインスタのアカウントを使って手動でログインする場合、パスワードがそもそも無いのでログインできないという事態が発生する。
その事態は、前述のとおり、インスタとスレッズのアプリを最新バージョンにしておくことで回避できる。
・Threadsの主な機能
インスタは投稿時に映像(画像・動画)が必項であるが、スレッズはテキストのみの投稿でもＯＫである。
スレッズの主な機能は以下のとおり。
- テキスト(500文字まで)投稿
(URLのみの投稿も可能) - 写真(画像)投稿
- 動画投稿
- いいね機能
- 返信機能
(投稿へのコメント) - 投稿のシェア機能
- 引用機能
(ツイッターのリツイート機能のようなもの) - 位置情報及びバッテリー残量を共有
- ストーリー機能
- プライベートメッセージ機能
- 検索機能
- 本名でなくても、別のユーザーネームを使って投稿可能
(ただし、既に使われているユーザーネームや禁止ワードは使えない。)
以上のように、ほとんどの機能はツイッターと変わりない。
もちろん、いずれの機能も暗号化されているので、通信上の安全性は高い。
テキストの文字数に関しては、ツイッターの3倍以上の文字を入力できるので、テキスト投稿に関してはツイッターの上位互換と言える。
一方で、ツイッターやYouTube動画などで使われるハッシュタグは、2023年7月現在ではスレッズでは使えない。
・WEB版(PC版) Threadsの使い方
前提条件として、事前にスレッズのアカウントを作っていることが必要。
そのうえで、以下の方法でPC版のスレッズを使うことが可能。
- まず、PC版のInstagramにログインする。
- 画面右上の＠に似たアイコンをクリック。
これでスレッズを閲覧することが可能。
前述したが、PC版(WEB版)のスレッズは、閲覧しかできない。
投稿やメッセージの返信などの基本的な機能は、現時点では一切使えない。
関連項目
