ポリエーテルグリコールとは何なのかわかりやすく解説

ポリエーテルグリコールとは、

ポリウレタンやポリエステル、
プラスチックの化学原料

のこと。

正式名称は、
ポリテトラメチレンエーテルグリコール。

略語は、PTMGまたはPTMEG

スポンジや化学繊維、プラスチックなどの樹脂や緩衝材の原料が、ポリウレタンやポリエステルなのである。

ポリエーテルグリコールは、そのポリウレタンやポリエステルを化学的に生成するうえで必要な仲介素材。

つまり、ポリエーテルグリコールは、日常生活で使われる道具や衣類などを作るのに必要不可欠な化学物質ということになる。

・主な特徴

  • 水に溶けやすい。
  • 20℃で固化する。
    (ワックス状)
  • 人間への有毒性は低い。
    (もちろん大量摂取すれば有害)
  • 合成樹脂の生成が容易になる。

など。

つまり、危険性が低く、他の化学物質の合成や生成に流用しやすい化学物質なのである。

化学繊維や緩衝材など、優れた素材の開発と発展に貢献している重要な化学物質である。

しかし、いくら危険性が低いとはいえ、大量に摂取すれば生物になのは確か。

例えば、交通事故などで、ポリエーテルグリコールを大量に積んだタンクローリーが川に転落し、ポリエーテルグリコールが川に大量に流れだした場合は、その川に生息している生物を数多く死に至らしめる可能性は十分にある。

いかに危険性が低く、流用性の高い化学物質とはいえ、運搬と管理には十分に気をつけなければならないということである。

 

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