フェイクニュース(Fake News)をわかりやすく言うと、
いかにも本物っぽく
ニュースとして流れる
嘘・ホラ・でっち上げの情報
のこと。
第45代アメリカ合衆国大統領のドナルド・トランプ氏が、TVメディアやTwitterなどのネットメディアを通して、2017年中「フェイクニュース」という言葉をよく使ったことから、この言葉が日本でも広まった。
そのため、当時の検索エンジンでも、フェイクニュースという言葉がよく検索された。
それらの影響からか、2017年当時の流行語大賞のトップテンに、「フェイクニュース」がランクインしたことがあった。
当時のフェイクニュースとして、
以下のようなものが挙げられていた。
- ロシアゲート疑惑
トランプ大統領の娘婿、ジャレッド・クシュナー氏が、2016年当時の大統領選挙時にロシアと通じていたとされる疑惑。
- ローマ法王がトランプ候補を支持
2016年当時の大統領選挙時に、当時のローマ法王がトランプ候補を公的に名指しで指示したとされた噂。
- クリントン内戦疑惑
2016年の大統領選でクリントン陣営が負けたら、アメリカ国内で内戦を始める準備をしているという噂。
- ヒラリー候補のISへの資金提供
ヒラリー・クリントン候補がテロ組織IS(自称イスラム国)に資金提供を行ったとされる疑惑。(内戦の準備か?)
- イスラエル前国防相の核攻撃示唆
「パキスタンがテロ組織IS対策でシリアに派兵したら、核攻撃でパキスタンを破壊する」と示唆したというデマ。
など、笑い話では済まされない、
シャレにならないフェイクニュースが多数流れていた。
ネット上には、個人運営のニュースサイトっぽい造りの情報サイトが多数ある。
これらの情報サイトが、フェイクニュースをこぞって掲載したため、本来の正当なマスメディアのニュースサイトまでもが影響を受け、真に受けて報道してしまったケースもあるという。
特に、イスラエル前国防相の核攻撃示唆というデマは、パキスタン側に本気にとられてしまう程の影響力があり、核戦争寸前の状態にまで事態が悪化していたらしい。
ネットメディアが世界中に普及している今、フェイクニュースは、世界を混乱に落としかねない、危険な嘘情報であると言える。
フェイクニュースを”嘘(フェイク)“と見破れる“目“が万人に必要とされる時代が来たと言えよう。