行動や状況の結果が
まるで神が降臨したかのように
神懸(かみがか)っている
ということ。
それを一言で表現したのが「神ってる」という言葉。
この言葉を言ったのは、2016年当時のプロ野球チームの一つで、広島カープの監督の緒方孝市氏。
同チームに当時在籍していた、鈴木誠也外野手が、同シーズン中に2試合連続でサヨナラホームランを打った。
その功績を緒方監督は、試合後のインタビューで
「神ってる」
という言葉で表現した。
そして、広島カープは2016年、実に25年ぶりのリーグ優勝を果たした。
そのことから、「神ってる」という言葉が話題となり、2016年中に世間一般に広まって使われるようになった。
スポーツに限らず、芸能界や一般市民の日常生活のあらゆる面で、優れた言動や結果が出たりしたときに、
- 「神ってるわ~」
- 「あれは確かに神ってた」
などと使われるようになった。
この「神ってる」という言葉は、そういった経緯で世間に強い印象を与え、言葉の意味や語感も悪くない言葉だった。
故に、2016年のユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞には「神ってる」が選ばれた。