■アサイーの日ってどんな日?
アサイーの日とは、美と健康に良いとされる「アサイー」の魅力を伝え、世界的に普及するようになった切っ掛けが、日本からアマゾンへ渡った日本移民が、「アサイー」の産業化に尽力したことにあることを称え、世間に知らしめるために作られた記念日です。
アサイーは、ヤシ科の一種の植物で、その実はスーパーフードと呼ばれるほど栄養価が高いとされるフルーツです。
現地アマゾンの原住民たちの食生活を支えてきた貴重な栄養源だそうです。
■提唱・制定者は?
アサイーの日の制定者は、「株式会社フルッタフルッタ」さんです。
東京都千代田区九段北にオフィスを構え、経済と環境が共存共栄する持続可能な社会の実現を目指す、グローバルな視野を持っている組織です♪
■日付の理由は?
日付の理由は、第一回移民船がアマゾン川河口の都市ベレンに到着した1929年9月16日から来ています。
■日本記念日協会に登録されているの?
アサイーの日は、日本記念日協会に認定・登録されています。
登録年月日は、2019年(令和元年)9月6日です。
■アサイーとは?
アサイー(学名:Euterpe oleracea)は、ブラジルのアマゾン熱帯雨林原産のヤシ科の植物です。
樹高は20メートルにも達し、細長い幹が特徴です。
アサイーの木は、複数の幹が束になって生えていることが多く、見た目も独特です。
■ アサイーの実について
◆ 特徴と外観
アサイーの実は、直径1~2cmほどの小さな球形で、ブルーベリーに似た黒紫色をしています。
中心には大きな種子が1つあり、可食部は全体のわずか5%程度です。
この小さな可食部に、豊富な栄養素が凝縮されています。
◆ 収穫と加工
アサイーの実は、主に雨季の終わりから乾季にかけて収穫されます。
手作業で収穫された実は、鮮度が非常に重要であるため、収穫後すぐに加工されます。
一般的には、水に浸して柔らかくした後、外皮と種子を取り除き、果肉をペースト状にした「アサイーパルプ」として利用されます。
冷凍されたアサイーパルプは、世界中に輸出され、様々な形で消費されています。
■ アサイーの栄養と健康効果
アサイーは「スーパーフルーツ」として知られており、その豊富な栄養価から様々な健康効果が期待されています。
◆ ポリフェノール
アサイーには、アントシアニンなどのポリフェノールが非常に豊富に含まれています。
これらのポリフェノールは、強力な抗酸化作用を持ち、体内の活性酸素を除去することで、細胞の老化防止や生活習慣病の予防に役立つと考えられています。
特に、その抗酸化力はブルーベリーの数倍とも言われています。
◆ 食物繊維
水溶性および不溶性の食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整え、便秘解消に効果的です。
また、血糖値の急激な上昇を抑える効果も期待できます。
◆ 必須脂肪酸
オメガ3、オメガ6、オメガ9といった必須脂肪酸がバランス良く含まれています。
これらの脂肪酸は、コレステロール値の改善や心血管系の健康維持に貢献するとされています。
◆ ビタミン・ミネラル
ビタミンE、ビタミンC、カルシウム、鉄、カリウムなどのビタミンやミネラルも含まれており、総合的な栄養補給源として優れています。
■ アサイーの主な利用方法
アサイーは、その栄養価と独特の風味から、様々な形で楽しまれています。
◆ アサイーボウル
最も一般的なアサイーの摂取方法の一つで、冷凍アサイーパルプをバナナや他のフルーツ、少量の液体(豆乳やジュースなど)と一緒にブレンダーで混ぜ、スムージー状にしたものです。
これをボウルに入れ、グラノーラ、フレッシュフルーツ、ココナッツフレークなどをトッピングして食べます。朝食や軽食として人気があります。
◆ スムージーやジュース
アサイーパルプを他のフルーツや野菜と一緒にスムージーにしたり、ジュースに混ぜて飲むこともできます。
◆ サプリメント
パウダー状やカプセル状のサプリメントとしても販売されており、手軽にアサイーの栄養を摂取できます。
◆ 食品加工
アサイーは、チョコレート、アイスクリーム、菓子類など、様々な加工食品の材料としても利用されています。
■ アサイーに関する注意点
アサイーは非常に栄養価の高い食品ですが、いくつかの注意点もあります。
◆ カロリー
アサイー自体は低カロリーですが、アサイーボウルにする際に加える甘味料やトッピングによってはカロリーが高くなることがあります。
◆ アレルギー
ヤシ科植物に対するアレルギーを持つ人は、アサイーにも反応する可能性があります。
◆ 持続可能性
アサイーの人気が高まるにつれ、持続可能な収穫方法や生産地の環境保護への配慮が重要視されています。
多くの生産者は、フェアトレードや環境認証の取得を通じて、この問題に取り組んでいます。
アサイーは、アマゾンの豊かな自然が育んだ、まさに「奇跡の果実」と言えるでしょう。
その栄養価の高さと多様な利用方法から、世界中で健康志向の人々に愛されています。
こんなところですね。
アサイーの日という記念日をチェックしなければ、アサイー自体を知ることはなかったと思います。
世界には、まだまだ見知らぬスーパーフードが人知れず存在してるんでしょうね。
地球は、色んな意味で広い世界なんですね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目

