■テニスの日ってどんな日?
テニスの日とは、スポーツのテニスの普及と発展を目的として、1998年(平成10年)に制定された記念日です。🎾
テニスを通じて健康で明るい社会の実現を目指そうというねらいがあります。
■提唱・制定者は?
テニスの日の制定者は、「財団法人日本テニス協会」「社団法人日本プロテニス協会」「社団法人日本テニス事業協会」「日本女子テニス連盟」さんらです。
他にも、多くのテニス関連団体の協力や支援を得ています。
テニスの日の公式サイトも存在します♪
■日付の理由は?
日付の理由は、制定年の1998年の秋分の日が9月23日であったところから来ています。
秋分の日は国民の祝日で休みであり、昼夜の時間がほぼ同じで寒暖差があまりなく、スポーツをするには最適だと考えられたからだそうです。
(候補としては、当時の体育の日(10月10日)などがあった。)
■日本記念日協会に登録されているの?
テニスの日は、日本記念日協会に認定・登録されていません。
■テニスとは?
テニスとは、ラケットを使ってボールを打ち合い、ネットを挟んで相手コートにボールを打ち込むことでポイントを獲得するスポーツです。
テニスには、硬式テニスと軟式テニスの2種類があります。
また、プレイヤーの対戦形式には、1対1のシングルスと2対2のダブルスがあります。
◆硬式テニス
一般的に「テニス」と呼ばれるもので、用具は硬いボールと丈夫なラケットを使います。
テニスボールは硬く、サーブやスマッシュの打撃で時速160km以上の速度が出ることもあるので、人体に直撃すると大怪我する可能性があり、プレイ時には大きな配慮が必要です。
(世界ランカーのプロテニス選手の場合は、サーブ時に時速200km以上出ることもある。)
コートはアスファルトやコンクリートなどの上に、ラバーを薄くコーティングした、硬いハードコートを使用します。
故に、コートの整備には多額のコストがかかります。
他にもグラスコート(芝生のコート)や、クレイコート(土製)などがあります。
室内では、毛足が短いカーペットコートもあります。
◆軟式テニス(ソフトテニス)
日本を中心に盛んなスポーツで、主に中学校で盛んなテニスです。
用具はゴム製の柔らかいボールと軽量なラケットを使います。
ボールが柔らかいため、硬式テニスよりも安全性が高いです。
コートは、整地された土製のクレイコートが使用されることが多いです。
中学校で軟式テニスが普及する理由の一つとして、学校内のグラウンドを整備するだけでコートとして使用可能なので、コスト的に安上がりな面もあります。
(硬式テニスでも、プロテニスでは、全仏オープンなどでクレイコートが使用されることがあります。)
■テニスの基本的な流れとルール(シングルスの場合)
①先攻・後攻を決定(最初のサーブ権またはレシーブ権の獲得)
じゃんけんやコイントスなどで勝負し、勝った方が先にサーブするか、レシーブ側になるかを選べます。
↓
②サービス(サーブをすること)で試合開始
サーバーは、コートのベースラインの後ろから、ボールを相手コートのサービスボックス(画像の青い面)に打ち込みます。
(サーブ時にベースラインを踏んだり、ベースラインより中に入ってはいけません。)
最初のサーブ及びポイント獲得総計(両者の合計値)が偶数の場合のサーブ位置と青い面
ポイント獲得総計(両者の合計値)が奇数の場合のサーブ位置と青い面
サーブがサービスボックスから外れたり、サーブが打てなかった場合はフォルト(失敗)になります。
2回連続でフォルトするとダブルフォルトとなり、相手側に1ポイントが加算されます。
ちなみに、サーブ時にベースラインを踏んでいるとフットフォルトとなり、サーブ自体が成功しても失敗扱いになってしまいます。
なお、サーブが中央のネットに当たって、相手側の正しいサービスボックスに入った場合は「レット」となり、サーブの打ち直しになります。
↓
③ボールの打ち合い
サービスが成功すると、お互いにボールを打ち合います。
相手が返せない、あるいはコート外に打ってしまうまで続きます。
ちなみに、打ち合いが続くことを「ラリー」と言います。
↓
④ポイント獲得
相手がボールを返せない、あるいは相手がルールに違反した場合にポイントを獲得します。
ちなみに、相手の身体にボールが当たった場合も相手側のミスとなり、ポイントを獲得できます。
↓
⑤ ②へ戻る。
どちらかが4ポイント獲るまで②~⑤が繰り返されます。
両方とも3ポイントを獲得した場合はデュース(同点)戦となり、
通常とは異なるポイント方式で戦うことになります。(後述)
先に4ポイント先取した方、またはデュース戦で勝利した方が勝ちとなり、1ゲーム獲得となります。
1ゲーム終了すると、次のゲーム開始時にサーブ権が交代になります。
硬式テニスの場合は、6ゲーム獲得で1セット獲得、3セットまたは5セット獲得で勝利。
軟式テニスでは、5ゲームマッチと7ゲームマッチがあり、5ゲームマッチでは先に3ゲーム獲った方が勝ち。
7ゲームマッチでは先に4ゲーム獲った方が勝ちとなります。
◆デュースの場合
デュースの場合は、先に連続2ポイント獲得した方が勝ちとなります。
デュースのサーブ側は、ベースラインの中央付近からサーブします。
狙うサービスボックスは通常と同じで、相手コートの右側サービスボックス(向かって左の四角いエリア)に打ち込みます。
サーブ側が先に1ポイントを獲得した場合は、アドバンテージサーバー。
レシーブ側が先に1ポイントを獲得した場合は、アドバンテージレシーバー。
アドバンテージ時は、通常と同じようにコート左側のベースラインの外側に立ち、相手コートの左側サービスボックス(向かって右の四角いエリア)に打ち込みます。
アドバンテージが付いてる方が、更に1ポイントを獲得した場合は勝利となります。
アドバンテージが付いてる側がミスったり負けたりすると0ポイントになり、再びデュースとなります。
■硬式テニスと軟式テニスの違いと共通点
◆違い
- 用具が異なる(ボール・ラケット)
- コートの質が異なる。
(ハードコート、クレイコート等) - 中央のネットの高さが違う。
硬式テニス:91.4cm(中央部分)、1.07m(両端)
軟式テニス:1.07m(中央および両端まで均一) - ポイントの数え方が異なる。
硬式テニス:0(ラブ) 15(フィフティーン) 30(サーティ) 40(フォーティ)
軟式テニス:0(ゼロ) 1(ワン) 2(トゥー) 3(スリー)
◆共通点
- 専用のラケットとボールを使う。(当たり前w)
- 中央にネットがある。(当たり前w)
- ダブルス(2対2)とシングルス(1対1)がある。
- 女子と男子に分かれている。(混合もあり)
- ダブルスとシングルスでルールが異なる点が同じ。
■注目の若手プロテニス選手
若手のプロテニス選手は日々台頭しており、ランキングや活躍によって注目度が変化します。
2025年7月2日時点での、特に注目されている若手選手を年齢が若い順にリストアップします。
◆男子選手
ジョアン・フォンセカ (Joao Fonseca) – 2006年8月21日生まれ(18歳)ブラジル
ヤクプ・メンシク (Jakub Mensik) – 2005年9月1日生まれ(19歳)チェコ
ラーナー・ティエン (Learner Tien) – 2005年12月26日生まれ(19歳)アメリカ
坂本 怜 (Rei Sakamoto) – 2006年生まれ(18歳)日本
※正確な生年月日は確認できませんでしたが、2024年1月に18歳でプロ転向と報道されています。
アルトゥール・フィス (Arthur Fils) – 2004年6月12日生まれ(20歳)フランス
アレックス・ミケルセン (Alex Michelsen) – 2004年8月25日生まれ(20歳)アメリカ
カルロス・アルカラス (Carlos Alcaraz) – 2003年5月5日生まれ(22歳)スペイン
ホルガ・ルーネ (Holger Rune) – 2003年4月29日生まれ(22歳)デンマーク
ロレンツォ・ムゼッティ (Lorenzo Musetti) – 2002年3月3日生まれ(23歳)イタリア
◆女子選手
ミラ・アンドレーワ (Mirra Andreeva) – 2007年4月29日生まれ(17歳)ロシア
マヤ・ジョイント (Maya Joint) – 2006年4月16日生まれ(19歳)オーストラリア
アレクサンドラ・イーラ (Alexandra Eala) – 2005年5月23日生まれ(19歳)フィリピン
コリ・ガウフ (Cori Gauff) – 2004年3月13日生まれ(21歳)アメリカ
ダイアナ・シュナイダー (Diana Shnaider) – 2004年4月2日生まれ(21歳)ロシア
リンダ・ノスコバ (Linda Noskova) – 2004年11月17日生まれ(20歳)チェコ
ペイトン・スターンズ (Peyton Stearns) – 2001年10月8日生まれ(23歳)アメリカ
ソナイ・カルタル (Sonay Kartal) – 2001年10月28日生まれ(23歳)イギリス
こんなところですね。
上記は一部の例であり、他にも多くの才能ある若手選手が活躍しています。
テニス界は常に新しいスターが生まれるので、今後の活躍も注目したいですよね♪
では、今回はこの辺で。
■関連項目
