【あらすじ本舗】機動戦士ガンダム 第8話あらすじ

このページには、テレビアニメ「機動戦士ガンダム 第8話」のあらすじが書かれています。

ネタバレがありますので、
まだ本作を観たことが無い人は読まない方がいいと思います。

それでも読みたい方は、
ネタバレがあることを納得の上で、
全て自己責任でお読みください。

 

■機動戦士ガンダム第8話あらすじ

第8話 戦場は荒野

 

ホワイトベースはジオンの追撃を躱すために、
地上すれすれの低空飛行で航行していた。

山脈をかすめながらの危険な飛行だったが、
それは戦略的に意味のある行動であった。

山脈に囲まれた状態で飛行することで、
ミノフスキー粒子の効果を増大させ、
ミノフスキー・スクリーンの上に
強力な妨害網を作り出すつもりだった。

ミノフスキー粒子が強力になればなるほど、
敵のレーダーにキャッチされなくなり、
敵の強力な誘導兵器も使えなくなる。

ホワイトベースは上空から敵のドップ編隊に後をつけられ、
監視されている状態だった。

だから、ミノフスキー粒子の効果を最大限に高めようとして
こんな飛び方をしているのだった。

 

─── ガルマは、ホワイトベースが山脈を越えないように手を打っていた。

しかし、ホワイトベースの飛び方に疑問を持ったシャアは
ホワイトベースの狙いを見抜き、ガルマに助言する。

「待ち伏せるんだ。我々の有利な地点で。」

地上にマゼラアタック隊を配備して待ち伏せし、
後方からはドップ編隊で攻撃して挟み撃ちにする作戦だ。

─── しかしそれは、ホワイトベースでも同じ考えだった。

先の場所で、必ず待ち伏せされると思ったブライトは、
ちょうどペルシア親子ら民間人がここで降りたいと要求してきたのを機に、
ジオン軍に一時休戦要請をし、それに乗じてジオン軍の裏をかく奇襲作戦を考えていた。

リード中尉から許可を得たブライトは、
民間人を降ろすため、一時休戦をジオン軍に申し出た。

 

─── ホワイトベースからの一時休戦の申し出について、
ガルマはシャアの意見をきいた。

シャアいわく、

「敵がどういうつもりかしらんが、こちらも時間が稼げる。」

「足の遅い陸上兵器を今のうちに補給しておけば…。」

そう聞いて、勝率が高くなると考えたガルマは、
一時休戦を承諾した。

「我々の勝利の確立は高くなるわけか。よし。」

シャアはこう思った。
「(どうも、お坊っちゃん育ちが身に染み込み過ぎる…。甘いな。)」

 

─── ホワイトベースからリュウが操縦するガンペリーが発進する。

降りる民間人とともに、アムロやフラウも同行していた。

アムロはペルシア親子が気になっており、
最後にもういちど気持ちを確認していた。

「もう引き返せませんよ。いいんですか?」

「覚悟は出来てます。
どんなことがあっても、この子を大地で育ててみたいんです。
こんな気持ちあなたには分からないでしょうね。」

地球で育ったことが無いアムロには
理解できない気持ちだった。

その時、丁度眼下に湖と民家があるのをリュウが見つけ、
そこに避難民を下ろすことにした。

あらかじめガンペリーに空けておいた穴から
カイとフラウが発煙筒を使って煙を出し、
故障が発生したかのように見せかける。

偵察機ルッグンのパイロットの目を見事に欺き、
不時着するかのようにガンペリーを着陸させた。

 

─── 丁度その頃、ジオンの陸上部隊がようやくそろった。

これなら確実に勝てると言うガルマのセリフを聞いたシャアは、
心の中でこう呟いた。

「(これで勝てねば、貴様は無能だ。)」

ガンペリーから、次々と民間人が降りていく。

その様子をモニター越しに見ながら、
シャアは戦闘員を民間人の中に潜り込ませていると疑った。

しかし、ガルマに「監視の最中にできるワケがない」と突っ込まれ、考え直した。
(実際に民間人の中には連邦兵は紛れ込んでいない。)

 

─── 民間人達は湖の近くの家で生活をすることにしていた。
しかし、ペルシア親子は皆と別れてセントアンジェに向かうことにした。

民間人が無事に全員降りたことを確認した
カイとフラウたちは、人間用の飛行装置を着け、
空を飛んでホワイトベースに戻る。

それをルッグンが追いかける。

リュウとアムロは密かに残り、
ガンペリーに隠れていた。

しかし、ルッグンは途中で引き返し、
ペルシア親子の元へ行く。

ガンペリーのコンテナが開き、
ガンダムが大地に立つ!

あの親子が狙われていると勘違いしたアムロは、
ルッグンを追いかけてしまう!
(敵の地上部隊とは逆の方向。)

ルッグンはペルシア親子に追いつくと、
何かを発射した。

驚いて伏せるペルシア親子。

アムロは驚いてルッグンを撃ち落とそうとした。

しかし、意外にもルッグンから射出されたのは
救援物資が入った大型のカプセルだった。
(人が中で休めるくらいの大きさ)

ホッとするアムロだったが、
すぐにルッグンが反転したため、
見つからないように隠れるも、
ガンダムの反射光がルッグンのパイロット
バロムの目に止まり、発見されてしまう!

仕方なくアムロはルッグンを撃ち落とした。

ルッグンは飛行不能になって湖へ墜落した。
(パイロット2人は脱出)

 

─── その頃、ホワイトベースに戻った
カイたちはすぐに戦闘準備に入り、
ガンダンクとガンキャノンが出撃した。

一時休戦は終わり、
ホワイトベースとジオン軍の戦闘が再開された!

カイのガンキャノンが敵の集中砲火を浴びるも、
カイは怯えながら何とか撃破!

しかし、すぐに弾切れになってしまう。

そこへドップが迫る!!

 

─── その頃、シャアはガンペリーのことを思い出していた。

「湖に着陸した輸送機からモビルスーツが出てくる。私ならそうする。」

ガルマは考え過ぎだといった表情でシャアを見るが、
シャアは、

「我々は、あの輸送機の中を調べてないんだ。」

そう言った直後、部下の知らせが指令室内に響く!

「左翼後ろからモビルスーツだそうです!」

驚くシャアとガルマ!

 

─── カイのガンキャノンを襲ったドップは、
後ろから来たガンダムによって撃ち落とされていた。

ホッとするカイ。

多少遅れたものの、
作戦どおりに敵後方からガンダムが仕掛ける形となった。

後方をガンダムとガンキャノンらに任せたブライトは、
ホワイトベースを前方のマゼラアタック隊に攻撃を集中させた。

マゼラアタックが破壊されていく。

 

─── ガンダムはマゼラアタックとドップを撃破していると、
ザクII2機が攻撃を仕掛けてきた。

シールドで攻撃を防ぎながら、
隙を見てシールドを投げてザクIIを撃破。

更にもう1機をビームサーベルでコクピットを刺して撃破。

3機目のザクIIがザクマシンガンを連射し、
ガンダムはシールドで弾くことに専念したため、
身動きが取れない!

その後ろからもう1機のザクIIが
崖の上からガンダムを狙う!

しかし、カイのガンキャノンが後ろからザクIIを突き落とし、
ザクIIは戦闘不能になった。

それを見たザクIIはマシンガンを捨てて逃げ出した。

ガンダムはそれを見逃さず、
追いかけて後ろからザクIIをビームサーベルで袈裟斬りにした。

これでマゼラアタック隊と地上部隊は全滅。

ドップ編隊も同士討ちを避けるために退却。
(後方から撃ったミサイルが地上部隊に命中してしまったため。)

ガルマの部隊は敗北した。

「ああ…このような失態を、姉上になんと言って報告すればいいのか…。」

嘆くガルマを励ますように、
シャアは助言する。

「挽回するチャンスはまだある。
それに我々指揮官は最前線で指揮を鼓舞しなければな。
次は私も行かせてもらおう。」

ガルマは一言「頼む。」と言って黙り込んだ。

 

─── その頃、ルッグンから脱出したバロムとコムは、
補給物資のカプセルのところへたどり着き、
ペルシアに介抱してもらっていた。

ペルシアに介抱を受けたバロムとコムは、
礼を言い、隊に戻ろうと歩き始めた。

去り際にバロムはペルシアにこう言った。

「奥さん、ここが1年前までセントアンジェのあった場所です。
奥さんは、湖の仲間の所にお帰りになったほうがいいでしょう。」

「えええ…」

愕然とするペルシア。

夫の故郷であるセントアンジェは、
見渡す限りの荒野となっていた。
(湖も自然のものではなく、大爆発の後に水が溜まってできたもの。)

 

─── ホワイトベースの窓ガラスから、
下の様子を覗くアムロとフラウ。

「あの親子は、セント・アンジェに着けたんだろうか?」

アムロの心配をよそに、
ホワイトベースは粛々と進むのだった…。

 

機動戦士ガンダム 第9話へ続く

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■主な登場人物

◆地球連邦側◆

アムロ・レイ(CV:古谷 徹)
主人公。ガンダムのパイロット。
機械いじりの好きな少年として、
サイド7ではそこそこ有名な少年だった。
8話では、ガンペリーに収容された
ガンダムに乗ってジオン軍を後方から奇襲。
見事にジオン軍を撃退した。

フラウ・ボウ(CV:鵜飼 るみ子)
アムロのガールフレンド。
避難民の1人としてホワイトベースに乗ることになり、
怪我人の手当てや行方不明者の捜索、子供たちの世話などをした。
8話では、アムロたちに同行してガンペリーに乗る。
ジオン兵に手を振ったりウインクしたりしてお茶目な面を見せた。

セイラ・マス(CV:井上 瑤)
南欧のマス家の令嬢。美人で気丈。
礼儀正しく勇敢で行動派。
3話から通信士として活躍。
8話では、主に通信士として活躍した。

ミライ・ヤシマ(CV:白石 冬美)
ヤシマ重工社長令嬢。育ちが良く、温和で気さく。
家庭的な一面も覗かせる一行の「お袋さん」的存在。
2話からホワイトベースの操縦士として活躍した。
8話では、ホワイトベースの操縦になれたのか、
難しい低空飛行の腕を見せた。
また、戦闘中に見事な回避運動を見せ、
ドップのミサイル攻撃を躱して
マゼラアタックに命中させるなど、
(結果的に)同士討ちを誘った。

ハヤト・コバヤシ(CV:鈴木 清信)
アムロのお向かいさん家の息子。柔道が得意。
避難民の1人としてホワイトベースに乗ることになる。
何気に銃の扱いや通信機器の操作も上手い、器用な男の子。
8話では未登場。(多分、ガンタンクに乗っていると思われる。)

カイ・シデン(CV:古川登志夫)
サイド7に住んでいた“スレた”皮肉屋の青年。
8話では、ガンキャノンに搭乗し、
不器用ながらも活躍を見せた。

ブライト・ノア(CV:鈴置 洋孝)
地球連邦軍の士官候補生の1人で、士官学校を出て半年の新人。
階級は少尉。地球生まれ、地球育ちのエリート。
登場当初からホワイトベースの乗組員だった。
パオロ艦長の代理としてホワイトベースで指揮をとり始めた。
8話では、民間人を地上に降ろすついでに、
ジオン軍の裏をかいて撃退する作戦を思いついた。

リード(CV:玄田 哲章)
地球連邦軍の軍人の1人。階級は中尉。
大気圏突入時にザクの急襲を受けて被弾。
その際に軽傷を負い、ホワイトベースに保護された。
以後、ホワイトベースの名目上の指揮官となるも、
実質的には補佐役のブライトが指揮官となっていた。
5話の「軍法会議ものだぞ!」はリード中尉の器量の無さと
無能さを露骨に示した名(迷)台詞である。
6話~8話においても、ただ座っているだけのお飾りであった。

リュウ・ホセイ(CV:飯塚 昭三)
地球連邦軍の軍人の1人でパイロット候補生の新人。
階級は少尉。話のわかる軍人で、現実主義者。
アムロやハヤトたちの理解者となっていく。
8話では、ガンペリーを操縦し、
不時着に見せかけて着陸するなど、
卓越した操縦技術を見せた。

ペルシア(CV:角田美佐)
ホワイトベースに収容されていた民間人の1人。
息子

 


 

◆ジオン公国軍側◆

シャア・アズナブル(CV:池田 秀一)
ジオン公国軍の士官の1人。階級は少佐。
赤い彗星と呼ばれ、連邦軍から恐れられている。
連邦軍のV作戦をキャッチし、ホワイトベースを追撃する。
8話においては、ガルマのそばで話すのみ。
しかし、ホワイトベースの作戦を見抜きかけるなど、
卓越した洞察力と判断力を見せた。
(また、ガルマに対する本音も垣間見せた。)

ドレン(CV:永井 一郎)
ジオン公国軍の士官の1人。階級は少尉。
シャアの副官。
8話では、出番なし。

ガルマ・ザビ(CV:森 功至)
ジオン公国ザビ家の4男。ジオン公国軍地球方面軍司令で、
北米に拠点を置いている。階級は大佐。6話が初登場。
直属の上司である姉のキシリア・ザビ少将から目をかけられているが、
逆にそれを子供扱いだと感じており、
とにかく早く、一人前の男として認められたいと
手柄を立てることに意気込んでいる。

8話では、ホワイトベースの休戦要請を受諾し、
その間にマゼラアタック隊とドップ編隊を準備させ、
包囲網を更に固めた。

しかし、ブライトの作戦によって裏をかかれ、
ガンダムの奇襲によってマゼラアタック隊を
全滅させられるという失態を出してしまった。

バロム(CV:永井一郎)
ジオン軍兵士の1人。
偵察機ルッグン(ビッグジョン)のパイロットで、
ホワイトベースから飛び立ったガンペリーの動向を監視していた。
民間人のペルシア親子が気になり、
救援物資を届けるという軍人らしからぬ優しさを見せた。
鋭い観察眼でガンダムの存在に気づくが、
逆にルッグンを撃破されて脱出。
ペルシアに介抱された。
去り際にセントアンジェの場所をペルシアに教えた。

コム(CV:古川登志夫)
ジオン軍兵士の1人。
偵察機ルッグンのパイロット補佐役。
女の子に弱い。
ルッグンを撃墜された際にバロムと脱出して無事だった。
バロムはケガをしたが、コムは運よく無傷だったようだ。

 

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■主なモビルスーツなど

注意!公式設定がころころ変わるので、
数年後には違うデータになるかもしれません。
そのあたりを、予めご了承願います。

◆地球連邦側◆

ガンダム RX-78-02
全高:18m 本体重量:43.4t
ジェネレーター出力:1380kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:55500kg
センサー有効半径:5700m

武装(第7話時まで)
頭部60mmバルカン砲2門
ビームサーベル2本
スーパーナパーム弾
ビームライフル
ハイパーバズーカ
ガンダムハンマー

解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
機動戦士ガンダムの主人公アムロ・レイの搭乗機体。
ザクマシンガンの直撃を受け付けない装甲を持ち、
格闘戦においても、シャア専用ザクから数度にわたり攻撃を受けたが、
ガンダムにダメージは無かった。
もちろん、ドップやマゼラアタックの機銃攻撃も受け付けなかった。
第8話では、ルッグン×1、ドップ×4、マゼラアタック×2、ザクII×3を撃破。
撃破累計数:33
累計内訳:ザクII×12 ザクI×1 マゼラアタック×6
マゼラトップ×2 ドップ×11 ルッグン×1

マゼラアタックはマゼラベース(車体)とマゼラトップ(飛行砲台)で1台の戦車ですが、
両方同時に撃破されているもののみをマゼラアタックとして勘定しています。
別々に撃破されているものは、それぞれで勘定しています。

 

ガンキャノン RX-77
全高:17.5m 本体重量:51t
ジェネレーター出力:1380kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:51800kg
センサー有効半径:6000m

解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
1機のみがホワイトベースに収容された。他の部品は焼却処分。
第8話の時点では、マゼラトップ×1 マゼラベース×1、ザクII×1を撃破

撃破合計数:3
合計内訳:ザクII×1 マゼラベース×1
マゼラトップ×1

マゼラアタックはマゼラベース(車体)とマゼラトップ(飛行砲台)で1台の戦車ですが、
両方同時に撃破されているもののみをマゼラアタックとして勘定しています。
別々に撃破されているものは、それぞれで勘定しています。

 

ガンタンク RX-75
全高:15m 本体重量:56t
ジェネレーター出力:878kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:88000kg
センサー有効半径:6000m

解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
戦車の延長上のモビルスーツで、
2足歩行ではなくキャタピラで移動する。
8話では、ドップ×1を撃破。
撃破合計数:4
合計内訳:パプア補給艦×1 ドップ×3

 

コアファイター FF-X7
全高:3.2m
全長:8.6m
全幅:6.8m
本体重量:8.9t
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
出力:12000馬力
最高速度:マッハ4.8/マッハ3(大気圏内)

武装
4連発対艦ミサイル・ランチャー×2
2連装30mmバルカン砲×2

解説
V作戦で開発された小型の戦闘機。
コアブロックに変形することが可能で、
ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクの
コクピット兼脱出ポットとしても使用可能。
8話では出番なし。

 

ホワイトベース SCV-70(LMSD-71)
全高:93m/97m(艦橋まで83m)
全長:262m/250m
全幅:202.5m/110m/180m(主翼含む)
全備重量:32,000t/68,000t
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
出力:550000馬力
推力:16000t×4×2または32000t×2/550000t
最高速度:マッハ12
有効射程:72km(主砲・地上)

武装
880mm連装砲×2/58cm連装主砲×1
連装メガ粒子砲×2
連装機関砲×18(計36門)
ミサイルランチャー×40(前部24門、後部16門)

解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で建造された、
ペガサス級2番艦(またはホワイトベース級1番艦)。
ジオン軍側からは「木馬」と呼ばれている。
MSを運用することを想定されて建造された連邦軍初の艦艇。
艦種は強襲揚陸艦となっているが、火力は間違いなく宇宙戦艦並であり、
ジオン公国軍を欺くための艦種と考えられる。
推進機関は熱核ジェットおよび熱核ロケットエンジンで、
ミノフスキークラフトと併用することで、大気圏内でも
宇宙空間と同様に航行することが可能となっている。

8話では、目前のマゼラアタック隊を攻撃し、
マゼラアタック×1を撃破した。
(本当は数機撃墜している可能性があるが、劇中に映像は無い。)
撃破合計数:3
合計内訳:マゼラン×1 マゼラアタック×1 ドップ×1

 


 

◆ジオン公国軍側◆

ザクII MS-06F
全高:17.5m 本体重量:56.2t
ジェネレーター出力:976kW
装甲材質:超硬スチール合金
スラスター総推力:43300kg
センサー有効半径:3200m

武装(第6話時)
ザク・マシンガン(120mmパワーライフル)
ザクバズーカ
ヒートホーク

解説
ジオン公国軍の汎用型主力モビルスーツ。
通称、量産型ザク。
宇宙空間、重力下のどちらでも行動可能。
一般的にザクと呼ばれるMSは、このタイプのものを指す。
ミノフスキー粒子の発見と活用によって、
レーダーなどの探知機器や誘導兵器が役に立たなくなったため、
有視界ができ、人間のように行動できる機動兵器であるMSを
先んじて開発したジオン公国軍は、
戦力規模で大きく勝る地球連邦軍を圧倒した。
また、ジオンにおいて、今後のMS開発の基礎となったMSでもある。
ガンダムでは、おなじみのやられメカ扱い。

8話においては4機登場し、
全機ガンダムとガンキャノンによって撃破されている。

 

指揮官用ザクII MS-06S
全高:17.5m 本体重量:56.2t
ジェネレーター出力:976kW
装甲材質:超硬スチール合金
スラスター総推力:51600kg
センサー有効半径:3200m

武装(第7話時まで)
ザク・マシンガン(120mmパワーライフル)
ザクバズーカ
ヒートホーク

解説
ジオン公国軍の汎用型主力モビルスーツを
指揮官用にチューンナップしたMS。
宇宙空間、重力下のどちらでも行動可能で、
量産型よりも推力を30%アップされており、
通信強化のためにブレードアンテナが頭部に増設されている。
(劇中では通常の3倍のスピードと表現されている)
シャア専用ザクは、指揮官用のザクIIを
パーソナルカラーで全身を赤系の色で塗装している。
そのため、シャアの異名である赤い彗星の由来となった。

8話ではシャアが出撃していないため未登場。

 

ガウ
全高:72.4m
全長:147.4m
全幅:159.4m
全備重量:690.4t
動力源:熱核反応炉
推進機関:熱核ジェット・エンジン×18
最高速度:マッハ4
MS搭載数:3
戦闘機搭載数:8(片翼に4機ずつ)

武装
連装メガ粒子砲×3
69センチビーム砲×4
爆弾倉(胴内)
対空機銃

解説
ジオン公国軍の大気圏内用の大型輸送機兼爆撃機。
熱核反応路を動力源とした空中の空母である。
しかし、航空力学を無視したデザインの機体であり、
浮力を得るために、推力の30%を下方ジェットエンジンに
使用しているという、何とも無駄の多い機体である。
それでも、輸送機や爆撃機としては優秀で、
弾道飛行を行い、成層圏ギリギリの高度まで取ることができるため、
大気圏突入カプセルを空中で回収するという大胆な運用も可能である。
5話の終盤が初登場で、以降、ガルマの旗艦として運用されている。
8話では未登場。

 

ドップ
全高:4.6m(ランディング・ギア含む)
全長:9.2m
全幅:12.1m
全備重量:5.2t
推進機関:化学燃料ジェット・エンジン
最高速度:マッハ3.4

武装
30mm6連装戦闘砲×2
6連装ミサイルランチャー×2
対空ミサイル×4
バルカン砲

解説
ジオン公国軍の大気圏内専用の戦闘機。
ガウと同様に航空力学を無視したデザインの機体であり、
空力の悪さを大推力のエンジンと多数の姿勢制御バーニアでカバーしている。
そのため、速度は速いが燃費が極めて悪く、航続距離が短い。
(つまり、運用には母艦となるガウ攻撃空母のサポートが必要)
ミノフスキー粒子散布環境下の有視界戦闘を前提に設計されており、
コクピットが上方にせり出し、視界が広く取られている。
ジオン軍の典型的なヤラレメカの一つである。
ちなみに、ガルマ専用の別色の機体も存在する。

 

ルッグン
全高:8.8m
全長:12.4m
全幅:22.8m
全備重量:10.5t
最高速度:マッハ1.2

武装
20mm連装機関砲×2
機首ミサイル×4
小型爆弾

解説
ジオン公国軍の戦術偵察機。
複座席で2人乗り仕様のパトロール機で、
ジオン軍の典型的なヤラレメカの一つである。
対地用と対空用の高出力レーダーを完備し、
ミノフスキー粒子下でもある程度の索敵を可能としている。
(赤外線・聴音等、各種センサーも完備。)
また、偵察機とは思えないような変わったフォルムでありながら、
VTOL機能を持ち、垂直離着陸が可能で、
コアファイターの銃撃にもある程度耐えられる装甲を持ち、
しかも、短時間ならばザク1機をぶら下げて飛べるほどの強力な余剰推力がある。
偵察機の範疇を遥かに超えた性能を持つ優秀な機体である。
しかしながら、武装が貧弱であるため、
実際の戦闘に耐えられる程の戦力は持ち合わせていない。
そういう意味でも、やはりヤラレメカであることには変わりない。

 

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■このアニメの放送日

第8話 戦場は荒野

1979年5月26日

 


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