このページには、テレビアニメ「機動戦士ガンダム 第7話」のあらすじが書かれています。
ネタバレがありますので、
まだ本作を観たことが無い人は読まない方がいいと思います。
それでも読みたい方は、
ネタバレがあることを納得の上で、
全て自己責任でお読みください。
■機動戦士ガンダム第6話あらすじ
第7話 コアファイター脱出せよ
ホワイトベースはジオンの勢力圏内の真っ只中を飛んでいた。
それを、ガルマ隊の偵察機ルッグンが監視する。
ホワイトベースに収容された避難民は、
度重なる戦闘による不安と疲れで、相当ストレスが溜まっているようだった。
リード中尉は、ジオンとの戦いをやりやすくするために、
避難民をここで下ろすべきではないかと言い出す。
しかし、ジオンに監視されている状況では
そんなことができる余裕が無いため、
ブライトは反対していた。
その時、アムロはブライトに提案をする。
ホワイトベースのエネルギーを利用して
コアファイターを高速度で発進させ、
弾道軌道に乗せるというものだった。
弾道軌道にさえのれば、連邦軍の参謀本部と
直接連絡がとれるという考えだった。
─── その頃、ガルマはガンダムのデータを
コンピューターで部下に分析させていた。
判ったデータだけでも、遥かにザクの性能を上回っている。
更なる分析を部下に急がせるのだった。
─── アムロがコアファイターのの発進に向け準備をしていた時、
リュウから、避難民が暴動を起こしているとブリッジに連絡が入った。
フラウがカツ、レツ、キッカら子供たちと一緒に
人質になっているという。
その話を聞いても平然としているアムロの態度に、
ハヤトは腹を立てるが、セイラに説得された。
ホワイトベースはコアファイターを射出するため、
格納庫を開いて機体を上に傾かせた。
その動向はいち早くガルマにキャッチされてしまう。
シャアは、
「連中は連邦軍から孤立している状態をなんとかしたがっている」
と読み、ドレンを連れてコムサイで出撃した。
アムロ乗ったコアファイターがホワイトベースから射出される。
事前の説明以上のGがアムロの体を襲い、
そのあまりのGに、アムロは気を失ってしまう。
アムロのコアファイターにシャアのコムサイが迫る!
─── 一方、ホワイトベースで起こった暴動は膠着状態だった。
要望は至って単純で「地球に下りたい」というものであった。
しかし、現状を考えると、この場で地上に降りるワケにはいかず、
ブライト達は向けた銃を降ろして、話あいで何とか説得しようとしていた。
その矢先、アムロのコアファイターが狙われているという知らせが入る。
ブライト達は説得を諦めてブリッジへ一旦戻った。
─── アムロはまだ気を失っていた。
セイラの呼びかけで、何とかアムロは目を覚ました。
ミノフスキー粒子が濃い状況の中、
ホワイトベースはあてずっぽうでアムロを援護射撃したが、
シャアのコムサイにはかすりもしなかった。
コムサイの射撃がアムロのコアファイターを襲う!!
めちゃくちゃな操縦ではあったが、
なんとか射撃を躱し、逆にコアファイターの運動性を利用して
コムサイの後ろに回り込み、機銃を直撃させた。
直撃ではあったものの、コムサイは無事。
シャアはコアファイターの追撃を躱すため、
垂直落下をしながら高度を下げて一旦離脱した。
しかし、ガルマの命令で事前に出撃していた、
ドップ編隊6機が現れ、アムロの乗ったコアファイターを攻撃してきた。
これでは勝負にならないことをアムロはブライトに告げると、
ブライトは仕方なくアムロを帰還させることにした。
これによって、作戦は失敗に終わった。
「へへへ、無理すっからさ」
カイの心無いセリフがブライトの怒りを買う。
「貴様~!!!」
グーの右拳で思いっきり殴られるカイ。
「なんだよ!俺がなにしたって言うんだよ!!」
「貴様、今度同じような態度をとったら、宇宙だろうとなんだろうと放り出す!!!」
カイは、皮肉めいた表情で
「分かったよブライトさん…」
─── シャアは離脱しながらも、
ガウに連絡を取ってコアファイターを打ち落とすように指示する。
ガウから新たにドップが何機が出撃した。
ドップの攻撃を躱しながら、
ホワイトベースが見える距離まで来たアムロのところに
セイラから通信が入った。
それは、ガンダムで空中戦をやれという通信だった。
宇宙空間で戦えるとはいえ、
ガンダムは地上を弐足歩行するタイプのモビルスーツ。
自由落下で大体1分20秒ほど空中にいられるとはいえ、
空中戦をやれという無茶ぶりに、
思わずアムロは、
「勝手すぎます!僕にはそんな器用なことできません!!」
と言ってしまうものの、セイラから
「生き抜きたくないの?アムロ、ホワイトベース着艦、急ぎなさい。」
と強引に話を進められ、
「う…もう、いいですよ。」
と、渋々言うことをきくしかなかった。
アムロのコアファイター着艦を援護するため、
ホワイトベースは射撃で弾幕を張った。
無事にコアファイターは収容され、
すぐさまガンダムに換装された。
「アムロ、誰だって自信があってやっているんじゃないわ。」
「でもねアムロ、あなたには才能があるわ。自信を持って!ハッチ開くわよ!」
強引ではあったが、セイラにおだてられる形で、
アムロはガンダムを操縦し、ハッチの隙間から射撃し、
次々にドップを撃破していく。
─── ガンダムが出撃したことを確認したシャアは、
コムサイをホワイトベースの上空に上昇させ、シャアザクで出撃した。
シャアのザクを確認したアムロは、
カタパルトからガンダムを発進させる。
ドップを撃破しつつ、ガンダムはシャアザクと自由落下中の戦闘を開始した。
シャアザクは、ガンダムの攻撃をあっさりとかわし、
「地球での自由落下というやつは、言葉で言うほど自由ではないのでな。」
と、自信ありげにガンダムを狙い撃ちする。
ガンダムの攻撃は全く当たらないが、
ザクマシンガンの銃撃を受けてもガンダムはビクともしない。
翻弄されてはいるものの、
何とかシャアザクを戦えているガンダムだった。
─── 一方、民間人はブリッジに押しかけてきて座り込み、
地球に下ろしてくれと要求を始めた。
カイは追い返そうとするが、全く話を聞かず、
戦闘の行方を見守るのだった。
そして、ガンダムのライフルのエネルギーが切れ、
ガンダムはシャアザクに対して打つ手が無くなってしまった。
それを見抜いたブライトは、ガンダムを援護するため、
シャアザクにミサイルで攻撃した。
しかし、シャアザクに当たることは無く、
あっさりと躱されて3発ほど撃破されてしまった。
しかし、その間にガンダムはホワイトベースに帰還することができた。
結果的にガンダムに逃げられてしまったものの、
シャアザクは無事に地上に着地した。
そこへガルマから連絡が入る。
「連邦軍のモビルスーツな、あれに対する作戦を考え直す必要がありそうだ。」
「どういうことだ?」
ガルマの話では、ガンダムは戦闘機を中心に
自由にタイプを変えることができる多用途モビルスーツらしいとのことだった。
今までのガンダムの性能が、ほんの一部でしかないことを悟ったシャアは、
ガンダムに対して驚愕し、戦慄を覚えるのだった。
─── 帰還したアムロは、ブリッジに姿をあらわす。
ブリッジに居座っていた民間人達が愚痴をこぼしていた。
それを見たアムロは、彼らの自分勝手さを非難したが、
「子供に年寄りの気持ちがわかるか。」
と逆ギレされたため、アムロも怒り出してしまった。
「誰が自分だけのために戦うものか!!」
「皆さんがいると思うからこそ戦っているんじゃないか!僕は、もうやめますよ!?」
激しく興奮するアムロだったが、
ミライの優しい言葉と、コーヒーのおかげで落ち着きを取り戻した。
避難民は渋々ブリッジを引き上げ、
フラウと子供たち3人を解放した。
─── 民間人という爆弾を内部にかかえたホワイトベースは、
重々しい足取りで、山脈沿いに飛行を続けるのだった…。
■主な登場人物
◆地球連邦側◆
アムロ・レイ(CV:古谷 徹)
主人公。ガンダムのパイロット。
機械いじりの好きな少年として、
サイド7ではそこそこ有名な少年だった。
7話では、連邦軍と直接連絡を取るために、
弾道軌道の高度から一気にコアファイターで飛んでいく提案をした。
しかし、その目論見をシャアに見抜かれて追撃を受けてしまう。
仕方なくホワイトベースに戻り、ガンダムに換装。
自由落下の中、シャアのザクと死闘を繰り広げた。
フラウ・ボウ(CV:鵜飼 るみ子)
アムロのガールフレンド。
避難民の1人としてホワイトベースに乗ることになり、
怪我人の手当てや行方不明者の捜索、子供たちの世話などをした。
7話では、暴動を起こした民間人の人質になってしまうが、
ジオンとの戦闘終了後に和解が成立して開放された。
セイラ・マス(CV:井上 瑤)
南欧のマス家の令嬢。美人で気丈。
礼儀正しく勇敢で行動派。
3話から通信士として活躍。
7話では、通信士として気絶したアムロを起こしたり
自由落下の戦闘をガンダムでやらされるアムロを励ました。
ミライ・ヤシマ(CV:白石 冬美)
ヤシマ重工社長令嬢。育ちが良く、温和で気さく。
家庭的な一面も覗かせる一行の「お袋さん」的存在。
2話からホワイトベースの操縦士として活躍した。
7話では、ブライトの片腕的な存在として的確な判断力を見せ、
戦闘で疲れたアムロに優しい言葉をかけたりもした。
ハヤト・コバヤシ(CV:鈴木 清信)
アムロのお向かいさん家の息子。柔道が得意。
避難民の1人としてホワイトベースに乗ることになる。
何気に銃の扱いや通信機器の操作も上手い、器用な男の子。
7話では、人質になったフラウのことを心配しない
アムロの態度に腹を立てるが、
自分にできることに集中しているアムロの正しさをセイラから諭され、
黙るしかなかった。
カイ・シデン(CV:古川登志夫)
サイド7に住んでいた“スレた”皮肉屋の青年。
7話では、あまりの皮肉な言動にブライトに殴られた。
ブライト・ノア(CV:鈴置 洋孝)
地球連邦軍の士官候補生の1人で、士官学校を出て半年の新人。
階級は少尉。地球生まれ、地球育ちのエリート。
登場当初からホワイトベースの乗組員だった。
パオロ艦長の代理としてホワイトベースで指揮をとり始めた。
7話では、ジオン勢力下にいるという現状を打破するために
アムロの提案に乗ったり、民間人の暴動を止めるように説得したりしていた。
指揮官ぶりが、それなりについてきているようだった。
リード(CV:玄田 哲章)
地球連邦軍の軍人の1人。階級は中尉。
大気圏突入時にザクの急襲を受けて被弾。
その際に軽傷を負い、ホワイトベースに保護された。
以後、ホワイトベースの名目上の指揮官となるも、
実質的には補佐役のブライトが指揮官となっていた。
5話の「軍法会議ものだぞ!」はリード中尉の器量の無さと
無能さを露骨に示した名(迷)台詞である。
6話~7話においては、ただ座っているだけのお飾りであった。
リュウ・ホセイ(CV:飯塚 昭三)
地球連邦軍の軍人の1人でパイロット候補生の新人。
階級は少尉。話のわかる軍人で、現実主義者。
アムロやハヤトたちの理解者となっていく。
7話では、民間人の暴動鎮圧のために参加するが、
結局何もしていない。(する必要がなかった。)
◆ジオン公国軍側◆
シャア・アズナブル(CV:池田 秀一)
ジオン公国軍の士官の1人。階級は少佐。
赤い彗星と呼ばれ、連邦軍から恐れられている。
連邦軍のV作戦をキャッチし、ホワイトベースを追撃する。
7話においては、ホワイトベースの作戦を見抜いて、
ドレンと共にコムサイで出撃し、
アムロの乗ったコアファイターを追撃するが、
逆に反撃を受けてしまう。
一旦戦闘空域を離脱するも、コムサイで引き返し、
ガンダムの出撃を確認すると、自らもシャアザクで出撃し、
自由落下の中、ガンダムと死闘を繰り広げた。
しかし、ガンダムを撃墜することは叶わず、
地上に着地後、ガルマの提案を聞いて帰還した。
ドレン(CV:永井 一郎)
ジオン公国軍の士官の1人。階級は少尉。
シャアの副官。
7話では、シャアと共にコムサイで出撃した。
ガルマ・ザビ(CV:森 功至)
ジオン公国ザビ家の4男。ジオン公国軍地球方面軍司令で、
北米に拠点を置いている。階級は大佐。6話が初登場。
直属の上司である姉のキシリア・ザビ少将から目をかけられているが、
逆にそれを子供扱いだと感じており、
とにかく早く、一人前の男として認められたいと
手柄を立てることに意気込んでいる。
7話では、部下にガンダムの性能を分析させていた。
戦闘終了間近になって、ガンダムの性能をシャアに伝え、
作戦を根本的に立て直す必要があることをシャアに告げた。
■主なモビルスーツなど
【注意!】公式設定がころころ変わるので、
数年後には違うデータになるかもしれません。
そのあたりを、予めご了承願います。
◆地球連邦側◆
ガンダム RX-78-02
全高:18m 本体重量:43.4t
ジェネレーター出力:1380kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:55500kg
センサー有効半径:5700m
武装(第7話時まで)
頭部60mmバルカン砲2門
ビームサーベル2本
スーパーナパーム弾
ビームライフル
ハイパーバズーカ
ガンダムハンマー
解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
機動戦士ガンダムの主人公アムロ・レイの搭乗機体。
ザクマシンガンの直撃を受け付けない装甲を持ち、
格闘戦においても、シャア専用ザクから数度にわたり攻撃を受けたが、
ガンダムにダメージは無かった。
もちろん、ドップの攻撃も受け付けなかった。
第7話終了時点で、ドップ×4を撃破。
撃破合計数:23
合計内訳:ザクII×9 ザクI×1 マゼラアタック※×4
マゼラトップ×2 ドップ×7
※マゼラアタックはマゼラベース(車体)とマゼラトップ(飛行砲台)で1台の戦車ですが、
両方同時に撃破されているもののみをマゼラアタックとして勘定しています。
別々に撃破されているものは、それぞれで勘定しています。
ガンキャノン RX-77
全高:17.5m 本体重量:51t
ジェネレーター出力:1380kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:51800kg
センサー有効半径:6000m
解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
1機のみがホワイトベースに収容された。他の部品は焼却処分。
第7話の時点では出番なし。
ガンタンク RX-75
全高:15m 本体重量:56t
ジェネレーター出力:878kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:88000kg
センサー有効半径:6000m
解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
戦車の延長上のモビルスーツで、
2足歩行ではなくキャタピラで移動する。
7話では出番なし。
撃破合計数:3
合計内訳:パプア補給艦×1 ドップ×2
コアファイター FF-X7
全高:3.2m
全長:8.6m
全幅:6.8m
本体重量:8.9t
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
出力:12000馬力
最高速度:マッハ4.8/マッハ3(大気圏内)
武装
4連発対艦ミサイル・ランチャー×2
2連装30mmバルカン砲×2
解説
V作戦で開発された小型の戦闘機。
コアブロックに変形することが可能で、
ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクの
コクピット兼脱出ポットとしても使用可能。
7話ではアムロが搭乗。大気圏離脱コースを飛んで、
直接連邦軍と連絡をつけようとしたが、
シャアのコムサイとガルマ隊のドップ編隊によって阻まれ、
やむなくホワイトベースに帰還し、ガンダムに換装された。
ホワイトベース SCV-70(LMSD-71)
全高:93m/97m(艦橋まで83m)
全長:262m/250m
全幅:202.5m/110m/180m(主翼含む)
全備重量:32,000t/68,000t
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
出力:550000馬力
推力:16000t×4×2または32000t×2/550000t
最高速度:マッハ12
有効射程:72km(主砲・地上)
武装
880mm連装砲×2/58cm連装主砲×1
連装メガ粒子砲×2
連装機関砲×18(計36門)
ミサイルランチャー×40(前部24門、後部16門)
解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で建造された、
ペガサス級2番艦(またはホワイトベース級1番艦)。
ジオン軍側からは「木馬」と呼ばれている。
MSを運用することを想定されて建造された連邦軍初の艦艇。
艦種は強襲揚陸艦となっているが、火力は間違いなく宇宙戦艦並であり、
ジオン公国軍を欺くための艦種と考えられる。
推進機関は熱核ジェットおよび熱核ロケットエンジンで、
ミノフスキークラフトと併用することで、大気圏内でも
宇宙空間と同様に航行することが可能となっている。
7話では、アムロのコアファイターとガンダムを援護し、
援護の際にドップを1機撃破した。
(本当は数機撃墜している可能性があるが、劇中に映像は無い。)
撃破合計数:3
合計内訳:マゼラン×1 マゼラアタック×1 ドップ×1
◆ジオン公国軍側◆
ザクII MS-06F
全高:17.5m 本体重量:56.2t
ジェネレーター出力:976kW
装甲材質:超硬スチール合金
スラスター総推力:43300kg
センサー有効半径:3200m
武装(第6話時)
ザク・マシンガン(120mmパワーライフル)
ザクバズーカ
ヒートホーク
解説
ジオン公国軍の汎用型主力モビルスーツ。
通称、量産型ザク。
宇宙空間、重力下のどちらでも行動可能。
一般的にザクと呼ばれるMSは、このタイプのものを指す。
ミノフスキー粒子の発見と活用によって、
レーダーなどの探知機器や誘導兵器が役に立たなくなったため、
有視界ができ、人間のように行動できる機動兵器であるMSを
先んじて開発したジオン公国軍は、
戦力規模で大きく勝る地球連邦軍を圧倒した。
また、ジオンにおいて、今後のMS開発の基礎となったMSでもある。
ガンダムでは、おなじみのやられメカ扱い。
7話においては、未登場である。
指揮官用ザクII MS-06S
全高:17.5m 本体重量:56.2t
ジェネレーター出力:976kW
装甲材質:超硬スチール合金
スラスター総推力:51600kg
センサー有効半径:3200m
武装(第7話時まで)
ザク・マシンガン(120mmパワーライフル)
ザクバズーカ
ヒートホーク
解説
ジオン公国軍の汎用型主力モビルスーツを
指揮官用にチューンナップしたMS。
宇宙空間、重力下のどちらでも行動可能で、
量産型よりも推力を30%アップされており、
通信強化のためにブレードアンテナが頭部に増設されている。
(劇中では通常の3倍のスピードと表現されている)
シャア専用ザクは、指揮官用のザクIIを
パーソナルカラーで全身を赤系の色で塗装している。
そのため、シャアの異名である赤い彗星の由来となった。
7話では、ホワイトベースを攻撃するためにコムサイから出撃。
ガンダムと大気圏内の自由落下中に戦闘を繰り広げ、
シャアの優れた技量でガンダムを圧倒するが、ガンダムは無傷だった。
また、自由落下中でありながらも、
ホワイトベースがガンダムの援護で発射したミサイルを3発も破壊した。
コムサイ
全高:26.4m
全長:37.4m
全幅:29.4m
全備重量:46.6t
推進機関:熱核ロケット・エンジン×2
最高速度:マッハ0.71
MS搭載数:2
武装
バルカン砲×2
解説
ジオン公国軍のスペースシャトル(宇宙往還機)の一種。
ムサイ級宇宙軽巡洋艦の艦首に1隻配備されている。
見た目とは裏腹に高性能で、大気圏突入と離脱の両方が可能。
大型の脱出艇としての役割も担っている。
モビルスーツも2機まで搭載できるというスグレモノである。
ただし、武装はバルカン砲が2門しかないため、
戦闘には不向きである。
7話では、アムロの乗ったコアファイターを撃墜するために発進。
しかし、逆にアムロのコアファイタの銃撃の直撃を受けて、
垂直落下で離脱するも、すぐに戦闘空域に戻ってシャアザクを発進させた。
ガウ
全高:72.4m
全長:147.4m
全幅:159.4m
全備重量:690.4t
動力源:熱核反応炉
推進機関:熱核ジェット・エンジン×18
最高速度:マッハ4
MS搭載数:3
戦闘機搭載数:8(片翼に4機ずつ)
武装
連装メガ粒子砲×3
69センチビーム砲×4
爆弾倉(胴内)
対空機銃
解説
ジオン公国軍の大気圏内用の大型輸送機兼爆撃機。
熱核反応路を動力源とした空中の空母である。
しかし、航空力学を無視したデザインの機体であり、
浮力を得るために、推力の30%を下方ジェットエンジンに
使用しているという、何とも無駄の多い機体である。
それでも、輸送機や爆撃機としては優秀で、
弾道飛行を行い、成層圏ギリギリの高度まで取ることができるため、
大気圏突入カプセルを空中で回収するという大胆な運用も可能である。
5話の終盤が初登場で、以降、ガルマの旗艦として運用されている。
7話ではシャアの指示で追撃のドップを何機か出撃させていた。
ドップ
全高:4.6m(ランディング・ギア含む)
全長:9.2m
全幅:12.1m
全備重量:5.2t
推進機関:化学燃料ジェット・エンジン
最高速度:マッハ3.4
武装
30mm6連装戦闘砲×2
6連装ミサイルランチャー×2
対空ミサイル×4
バルカン砲
解説
ジオン公国軍の大気圏内専用の戦闘機。
ガウと同様に航空力学を無視したデザインの機体であり、
空力の悪さを大推力のエンジンと多数の姿勢制御バーニアでカバーしている。
そのため、速度は速いが燃費が極めて悪く、航続距離が短い。
(つまり、運用には母艦となるガウ攻撃空母のサポートが必要)
ミノフスキー粒子散布環境下の有視界戦闘を前提に設計されており、
コクピットが上方にせり出し、視界が広く取られている。
ジオン軍の典型的なヤラレメカの一つである。
ちなみに、ガルマ専用の別色の機体も存在する。
ルッグン
全高:8.8m
全長:12.4m
全幅:22.8m
全備重量:10.5t
最高速度:マッハ1.2
武装
20mm連装機関砲×2
機首ミサイル×4
小型爆弾
解説
ジオン公国軍の戦術偵察機。
複座席で2人乗り仕様のパトロール機で、
ジオン軍の典型的なヤラレメカの一つである。
対地用と対空用の高出力レーダーを完備し、
ミノフスキー粒子下でもある程度の索敵を可能としている。
(赤外線・聴音等、各種センサーも完備。)
また、偵察機とは思えないような変わったフォルムでありながら、
VTOL機能を持ち、垂直離着陸が可能で、
コアファイターの銃撃にもある程度耐えられる装甲を持ち、
しかも、短時間ならばザク1機をぶら下げて飛べるほどの強力な余剰推力がある。
偵察機の範疇を遥かに超えた性能を持つ優秀な機体である。
しかしながら、武装が貧弱であるため、
実際の戦闘に耐えられる程の戦力は持ち合わせていない。
そういう意味でも、やはりヤラレメカであることには変わりない。
■このアニメの放送日
第7話 コアファイター脱出せよ
1979年5月19日