このページには、テレビアニメ「機動戦士ガンダム 第4話」のあらすじが書かれています。
ネタバレがありますので、
まだ本作を観たことが無い人は読まない方がいいと思います。
それでも読みたい方は、
ネタバレがあることを納得の上で、
全て自己責任でお読みください。
■機動戦士ガンダム第4話あらすじ
第4話 ルナツー脱出作戦
ルナツーに到着したブライトたちを待っていたのは、
軍による厳しい処遇だった。
サイド7へのシャアの奇襲に仕方なく応戦し、
命からがら民間人を収容して脱出してきたことを告げても、
話を聞いてくれなかった。
ルナツーの司令官ワッケインは、
V作戦の機密であるホワイトベースやガンダムなどを
独断で運用した罪で、ブライトやアムロたちを逮捕・監禁してしまう。
その際に、ブライトはワッケインに対し、
シャアの攻撃がルナツーにも行われる危険性があることを進言する。
しかし逆に、シャアほどの英雄が
軽巡洋艦(ムサイ)1隻でルナツーを攻めるとは思えないと一蹴されてしまう。
病床にあったパオロ艦長は、
ワッケイン司令にこれまでの経緯と事態を説明しようとするも、
重傷のパオロ艦長を気遣ったワッケインに、
すべて自分に任せるように言いくるめられるのだった。
そして、ホワイトベースはルナツー駐留軍の監視下に置かれ、
ガンダムなどのMSは全て封印を施された。
─── その頃、シャアの乗ったムサイは、
ルナツーの目前を航行していた。
ミノフスキー粒子が濃いため、
敵の要塞の目前にいながらも発見されないという
奇妙な状況下にあった。
「敵を目の前にしても捕捉されないとは奇妙なものだな。」
「科学戦も詰まる所まで来てしまえば、大昔の有視界戦闘に逆戻りというワケか。」
そこへ、ドレンがルナツーをやるかどうかをシャアに質問する。
「ドレン、貴様も言うようになったな。」
ドレンの質問の通り、シャアはルナツーを攻めることにした。
目的はもちろん、ガンダムとホワイトベースの奪取または撃破である。
ただし、部下を数名連れたノーマルスーツで侵入するという
古典的なゲリラ戦法でである。
まるで、ワッケインの慢心を読み取っているかのような作戦だった。
ルナツーに侵入したシャア達は、
赤外線探知機に引っかからないように要所に爆弾を仕掛けた。
その爆弾が次々と爆発し、
ルナツーの電源装置を破壊してしまう。
─── 一方、アムロとブライトたちは同じ部屋に監禁されていた。
食事だけは与えられたが、部屋から出る自由は当然なく、
シャアの攻撃の心配だけが募っていった。
そんな時、ルナツーの各地で爆発が次々と起こり、
電源が破壊されて重力発生装置が停止してしまう。
すぐに予備電源が着いたのか、重力発生装置は再起動したようだが、
ドアの電子ロックは外れたままだった。
それに気づいたブライト達は部屋を脱出。
隣の部屋に監禁されていたミライとセイラを解放し、
皆でホワイトベースへ向かった。
次々と起こる爆発がシャアの仕掛けたものであると判断したワッケインは、
シャアのムサイを迎撃するべく、宇宙戦艦マゼランに乗り、ルナツーから出港しようとしていた。
しかし、ルナツーのメインスペースゲートの出入口付近で
爆弾が次々と爆発し、マゼランは座礁して出入口を塞いでしまった!!
これこそがシャアの狙い。
宇宙船が出港できなければ、ルナツーは裸も同然。
後は、シャアのムサイやMSによる攻撃で、
じわじわとなぶり殺しにするだけである。
これを見届けたシャア達はムサイに帰還していった。
─── ワッケインは座礁したマゼランから脱出し、
ランチで指令室へ戻ろうとしていた。
その時、アムロやブライト達がホワイトベースに戻り、
ガンダムの封印を解いているところを発見した。
ワッケインはホワイトベースに行き、
ブライト達に銃を突き付けながら、止めるように命令した。
ブライトはワッケインに対して詰問する。
「あなた方の敵はジオン軍なんですか?それとも私たちなんですか?」
軍の規律を重視するワッケインは聞く耳を持たなかったが、
そこへ、重傷のパオロ艦長がモニター越しに現れ、ワッケインに頼んだ。
ホワイトベースとガンダム等のMSをブライトたちに任せて欲しいと、
責任は自分が全て取ると言ったのだった。
かつて士官学校でパオロ艦長に鍛えられ、
教えられて育った軍人のワッケインは、
一軍人としてパオロ艦長を尊敬し、慕っていた。
そんなパオロ艦長が重傷で床に臥せりながら頼んできた姿に心打たれ、
ワッケインは頼みを承諾したのだった。
アムロはガンダムの封印を解いて発進!
リュウのコアファイターも続いて発進した!
そこで、待ち構えていたかのようにシャアのザクたちが襲い掛かる!!
シャアザクは、ガンダムのハイパーバズーカの砲撃をあっさりと回避し、
ヒートホークを用いてガンダムに接近戦を挑んできた!
格闘能力に翻弄され、ガンダムはハイパーバズーカを両断されてしまう!!
それを投げつけて応戦し、ビームサーベルで反撃するガンダムだった。
そこへ、2機のザクが背後からガンダムを狙う!!
ザクマシンガンの攻撃がガンダムを襲うが、
ガンダムの反応速度が速く、盾で銃撃を跳ね返す!
2機目のザクが更にガンダムを撃とうとするが、
そこへリュウのコアファイターが援護に訪れ、
ザクの注意を引く!
ザクの攻撃をギリギリかわしながら援護射撃を行うリュウだった。
ガンダムはシャアザクの猛攻をなんとか抑えていたが、
ビームサーベルでヒートホークを受け止めるだけの防戦状態であった。
そこへ、ザクが背後から迫る!
アムロは何と、盾を捨ててもう一本のビームサーベルを抜き、
逆手に持って、背後から迫ってきたザクを突き刺した!!
驚愕するシャア!
ザクは後ろへ吹き飛ばされ、爆発した。
─── その頃、ホワイトベースは、
マゼランが出入口を塞いでいるため、出港できずにいた。
出港するためには、マゼランを排除しなければならないと
ブライトは進言する。
普段は規律重視の頑ななワッケインだが、
今回ばかりは気転を利かせてマゼラン排除を承諾。
ホワイトベースの固定と主砲発射を指示した。
マゼランの核エンジンに主砲が命中し、大爆発を起こした!!
その爆発の威力が港の外へ飛び出す!!!
ブライトは、アムロに避けろと指示!!
間一髪、ガンダムは爆風を避けることができた。
ガンダムは爆風を避けることができたが、
ザクは反応が遅れて巻き込まれ、消滅した。
それを見たシャアは、分が悪いと感じたのか、
ムサイへと撤退していった。
事態の収拾を喜ぶ皆だったが、
パオロ艦長は安らかな顔で既に息を引き取っていた。
艦長の死を悼むブライトとワッケイン司令だった。
ホワイトベースは民間人を再び収容し、
随伴艦としてサラミスを1隻伴い、地球へと旅立った。
地球へ向けて旅立つホワイトベースを見送るワッケインはこう言った。
「少なくとも、地球までは彼らに任せた方が良かろう。パオロ艦長のおっしゃったとおりに。」
「ジオンとの戦いがまだまだ困難を極めるという時、我々は、学ぶべき人を次々と失っていく…寒い時代だと思わんか。」
パオロ艦長の亡骸の入ったカプセルが、宇宙葬で射出された。
ブライトは、ホワイトベースを必ず地球に送り届けることを
パオロ艦長の慰霊に誓う。
パオロ艦長という羅針盤を無くしたホワイトベースは、
不安要素を抱えたまま、地球への重い足取りを進めていた。
■主な登場人物
◆地球連邦側◆
アムロ・レイ(CV:古谷 徹)
主人公。機械いじりの好きな少年として
サイド7ではそこそこ有名な少年だった。
4話では、既にガンダムの機能と性能をほぼ把握し、理解していた。
V作戦の機密に関わるMSやホワイトベースを
無断で操縦したとしてブライトたちとともに逮捕・監禁されてしまうが、
皮肉にもシャアの襲撃によって電源が破壊され、
収監室のドアロックが解除されたため皆で脱出。
ガンダムの封印を解いて出撃した。
シャアザクたちと交戦し、ザクIIを1機ビームサーベル二刀流で撃破した。
フラウ・ボウ(CV:鵜飼 るみ子)
アムロのガールフレンド。
避難民の1人としてホワイトベースに乗ることになり、
怪我人の手当てや行方不明者の捜索、子供たちの世話などをした。
4話では、シャアの襲撃があったにも関わらず
民間人を安全な所へ避難させないルナツーの軍人を批判した。
セイラ・マス(CV:井上 瑤)
南欧のマス家の令嬢。美人で気丈。
礼儀正しく勇敢で行動派。
3話から通信士として活躍した。
4話では女性ということで、ブライト達からは離され、
ミライと共に逮捕・監禁されていたが、
ブライトによって救出された。
ミライ・ヤシマ(CV:白石 冬美)
ヤシマ重工社長令嬢。育ちが良く、温和で気さく。
家庭的な一面も覗かせる一行の「お袋さん」的存在。
2話からホワイトベースの操縦士として活躍した。
4話では女性ということで、ブライト達からは離され、
セイラと共に逮捕・監禁されていたが、
ブライトによって救出された。
ハヤト・コバヤシ(CV:鈴木 清信)
アムロのお向かいさん家の息子。柔道が得意。
避難民の1人としてホワイトベースに乗ることになる。
何気に銃の扱いや通信機器の操作も上手い、器用な男の子。
4話ではアムロやブライト達と共に逮捕・監禁されるも脱出。
ガンダムにつけられていた封印をアムロたちと共に解いた。
カイ・シデン(CV:古川登志夫)
サイド7に住んでいた青年。
4話ではアムロやブライト達と共に逮捕・監禁されるも脱出。
ガンダムにつけられていた封印をアムロたちと共に解いた。
ブライト・ノア(CV:鈴置 洋孝)
地球連邦軍の士官候補生の1人で、士官学校を出て半年の新人。
階級は少尉。地球生まれ、地球育ちのエリート。
登場当初からホワイトベースの乗組員だった。
パオロ艦長の代理としてホワイトベースで指揮をとり始めた。
4話では、ワッケイン司令にシャアの襲撃の可能性を示唆するが一蹴された。
しかも、V作戦の機密に関わるMSやホワイトベースを
無断で操縦したとしてアムロたちと共に逮捕・監禁されてしまう。
しかし、シャアの奇襲によってドアロックが解除されたため、皆で脱出。
ホワイトベースに乗り込んでルナツーを脱出しようとしたが、
マゼランが出口付近で座礁してしまったため、脱出を断念。
合流したワッケインにマゼラン破壊を提案した。
パオロ・カシアス(CV:政宗 一成)
地球連邦軍の軍人の1人。ホワイトベースの初代艦長。
階級は中佐。シャアのムサイからのミサイル攻撃に応戦中に負傷。
寝たきりになってしまうが、ブライトに助言だけはしていた。
4話ではワッケインにホワイトベース指揮をブライトたちに任せるように依頼。
座礁したマゼラン破壊後、静かに息を引き取っていた。
ホワイトベースのルナツー発進後、宇宙葬で埋葬された。
リュウ・ホセイ(CV:飯塚 昭三)
地球連邦軍の軍人の1人でパイロット候補生の新人。
階級は少尉。話のわかる軍人で、現実主義者。
アムロやハヤトたちの理解者となっていく。
4話では、アムロたちと共に逮捕・監禁されてしまうが脱出。
その後、コアファイターでガンダムと共に出撃し、
ザク2機の注意を引き付けてガンダムを援護した。
ワッケイン(CV:曽我部和恭)
地球連邦軍の士官の1人。
宇宙要塞ルナツーの司令官で、階級は少佐。
サイド7から脱出してきたホワイトベースを没収し、
V作戦の機密に関わるMSやホワイトベースを
無断で操縦したアムロやブライトたちを逮捕・監禁し、
民間人を収容して監視下に置いた。
その一方で、負傷したパオロ艦長を保護していた。
シャアに出し抜かれ、マゼランをルナツー内で座礁させてしまうが、
気転を利かせてブライトのマゼラン撃破意見に同意し、見事にピンチを切り抜けた。
地球へ向かうホワイトベースにサラミス1隻を随伴させて見送った。
見送る際のセリフ「寒い時代だと思わんか」は名台詞であり、
現在でもガンダムファンの間で話題として出ることがある。
◆ジオン公国軍側◆
シャア・アズナブル(CV:池田 秀一)
ジオン公国軍の士官の1人。階級は少佐。
赤い彗星と呼ばれ、連邦軍から恐れられている。
連邦軍のV作戦をキャッチし、ホワイトベースを追撃する。
4話では、シャアザクでガンダムと格闘戦をくりひろげ、
優れた操縦技能でガンダムを圧倒したが、ガンダムは無傷だった。
ドレン(CV:永井一郎)
ジオン公国軍の士官の1人。階級は少尉。
シャアの副官。シャアが出撃することが多いため、
シャアの代わりにシャア専用ムサイ(ファルメル)で指揮をとることが多い。
■主なモビルスーツなど
【注意!】公式設定がころころ変わるので、
数年後には違うデータになるかもしれません。
そのあたりを、予めご了承願います。
◆地球連邦側◆
ガンダム RX-78-02
全高:18m 本体重量:43.4t
ジェネレーター出力:1380kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:55500kg
センサー有効半径:5700m
武装(第4話時まで)
頭部60mmバルカン砲2門
ビームサーベル2本
スーパーナパーム弾
ビームライフル
ハイパーバズーカ
解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
機動戦士ガンダムの主人公アムロ・レイの搭乗機体。
ザクマシンガンの直撃を受け付けない装甲を持ち、
格闘戦においても、シャア専用ザクから数度にわたり攻撃を受けたが、
ガンダムにダメージは無かった。
第4話終了時点で、ザクIIを1機を撃破。
撃破合計数:5
内訳:ザクII×4 ザクI×1
ガンキャノン RX-77
全高:17.5m 本体重量:51t
ジェネレーター出力:1380kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:51800kg
センサー有効半径:6000m
解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
1機のみがホワイトベースに収容された。他の部品は焼却処分。
第4話の時点では未使用。
ガンタンク RX-75
全高:15m 本体重量:56t
ジェネレーター出力:878kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:88000kg
センサー有効半径:6000m
解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
戦車の延長上のモビルスーツで、
2足歩行ではなくキャタピラで移動する。
1機のみがホワイトベースに収容された。
第3話で初出撃し、敵の補給艦パプアを砲撃し撃沈した。
撃破合計数:1
内訳:パプア補給艦×1
コアファイター FF-X7
全高:3.2m
全長:8.6m
全幅:6.8m
本体重量:8.9t
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
出力:12000馬力
最高速度:マッハ4.8/マッハ3(大気圏内)
武装
4連発対艦ミサイル・ランチャー×2
2連装30mmバルカン砲×2
解説
V作戦で開発された小型の戦闘機。
コアブロックに変形することが可能で、
ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクの
コクピット兼脱出ポットとしても使用可能。
4話では、ガンダムと共に出撃し、
ザクの注意を引き付けて応戦した。
ホワイトベース SCV-70(LMSD-71)
全高:93m/97m(艦橋まで83m)
全長:262m/250m
全幅:202.5m/110m/180m(主翼含む)
全備重量:32,000t/68,000t
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
出力:550000馬力
推力:16000t×4×2または32000t×2/550000t
最高速度:マッハ12
有効射程:72km(主砲・地上)
武装
880mm連装砲×2/58cm連装主砲×1
連装メガ粒子砲×2
連装機関砲×18(計36門)
ミサイルランチャー×40(前部24門、後部16門)
解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で建造された、
ペガサス級2番艦(またはホワイトベース級1番艦)。
MSを運用することを想定されて建造された連邦軍初の艦艇。
艦種は強襲揚陸艦となっているが、火力は間違いなく宇宙戦艦並であり、
ジオン公国軍を欺くための艦種と考えられる。
推進機関は熱核ジェットおよび熱核ロケットエンジンで、
ミノフスキークラフトと併用することで、大気圏内でも
宇宙空間と同様に航行することが可能となっている。
V作戦で開発された連邦軍モビルスーツを回収するため、
サイド7に入港していたが、ジオン軍の急襲にあったため、
急きょ、ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクを1機ずつ収容し、
民間人を救助して脱出した。
4話では、座礁したマゼランを主砲で撃沈した。
撃破合計数:1
内訳:マゼラン×1
マゼラン級宇宙戦艦
全高:88.0m
全長:265m
全幅:67.1m
本体重量:41,000t
全備重量 22,000t
推進機関 熱核ロケット・エンジン×4
MS搭載数:4
武装
連装メガ粒子主砲×7
連装機銃×14
ミサイルランチャー×多数
解説
地球連邦軍の主力宇宙艦で、艦種はマゼラン級宇宙戦艦。
通称マゼラン。1番艦はマゼランの名を冠するが、
ルナツーに配備されているマゼランは通称であり1番艦ではない。
かつては大艦巨砲主義の象徴とも言うべき火力を備え、
高性能レーダーと誘導兵器を多数積んだ強力な宇宙戦艦であったが、
ミノフスキー粒子の戦術活用によってレーダーと誘導兵器が無力化されたため、
有視界戦闘において運動性と機動性に優れるMS相手には、ほぼ無力である。
4話ではルナツー司令のワッケインが乗艦していたが、
シャア率いる潜入部隊による爆破工作でルナツー内で座礁し、
ホワイトベースの砲撃によって撃破された。
ルナツー
地球連邦軍の宇宙基地で重要拠点。
元々は、アステロイドベルトにあった小惑星ユノーで、
コロニー建設のための鉱物資源採掘用の鉱山として地球の軌道上に運ばれてきた。
(月とは正反対の位置にあるため、ルナツーと呼ばれるようになった。)
あらかた鉱物資源が採掘されつくした後、地球連邦軍が接収。
坑道を利用して基地化し、宇宙軍港としての機能を持たせた連邦軍の軍事拠点に改造した。
小惑星を利用しているため、核攻撃にも耐えられる程の厚い岩盤に守られている。
基地の中心に遠心重力発生装置が設置されており、地上と同じように生活できる。
また、生産機能も有しており、後に内部の工場でMSなどの機動兵器を生産している。
月の正反対側(つまり地球の裏側)にあったため、
地球-月のルートが確保されていたジオン軍からは重要視されておらず、
ジオン軍の集中攻撃にさらされることが無かった。
4話において、シャア率いる潜入部隊によって爆弾を仕掛けられ、
マゼラン1隻が爆発でメインゲートに座礁し、港の出入り口を塞いでしまったが、
ホワイトベースの主砲でマゼランを破壊して事なきを得た。
◆ジオン公国軍側◆
ザクII MS-06F
全高:17.5m 本体重量:56.2t
ジェネレーター出力:976kW
装甲材質:超硬スチール合金
スラスター総推力:43300kg
センサー有効半径:3200m
武装(第4話時まで)
ザク・マシンガン(120mmパワーライフル)
解説
ジオン公国軍の汎用型主力モビルスーツ。
通称、量産型ザク。
宇宙空間、重力下のどちらでも行動可能。
一般的にザクと呼ばれるMSは、このタイプのものを指す。
ミノフスキー粒子の発見と活用によって、
レーダーなどの探知機器や誘導兵器が役に立たなくなったため、
有視界ができ、人間のように行動できる機動兵器であるMSを
先んじて開発したジオン公国軍は、
戦力規模で大きく勝る地球連邦軍を圧倒した。
また、ジオンにおいて、今後のMS開発の基礎となったMSでもある。
ガンダムでは、おなじみのやられメカ扱いだが、
4話においては、1機だけはマゼランの爆発による核爆風で消滅。
(直接の撃破ではない。)
指揮官用ザクII MS-06S
全高:17.5m 本体重量:56.2t
ジェネレーター出力:976kW
装甲材質:超硬スチール合金
スラスター総推力:51600kg
センサー有効半径:3200m
武装(第4話時まで)
ザク・マシンガン(120mmパワーライフル)
ヒートホーク
解説
ジオン公国軍の汎用型主力モビルスーツを
指揮官用にチューンナップしたMS。
宇宙空間、重力下のどちらでも行動可能で、
量産型よりも推力を30%アップされており、
通信強化のためにブレードアンテナが頭部に増設されている。
(劇中では通常の3倍のスピードと表現されている)
シャア専用ザクは、指揮官用のザクIIを
パーソナルカラーで全身を赤系の色で塗装している。
そのため、シャアの異名である赤い彗星の由来となった。
4話では、格闘戦において初めてヒートホークを使用し、
ガンダムのハイパーバズーカを真っ二つにして無力化した。
ムサイ(ファルメル)
全高:79.4m
全長:234m
全幅:98.4m
本体重量:13,000t
全備重量:13,000t/32,954t
推進機関:熱核ロケット・エンジン×2
最高速度:マッハ7.14
MS搭載数:6
武装
連装メガ粒子砲×3
145型大型ミサイルランチャー×2
Cクラス小型ミサイルランチャー×10
解説
ジオン公国軍のムサイ級宇宙軽巡洋艦。
別名シャア専用ムサイ。
ブリッジの形状が他のムサイと違い、
オリジナルのデザインになっているものの、
スペック的には、他のムサイ級巡洋艦と変わりない。
■このアニメの放送日
第4話 ルナツー脱出作戦
1979年4月28日