【あらすじ本舗】機動戦士ガンダム 第3話あらすじ

このページには、テレビアニメ「機動戦士ガンダム 第3話」のあらすじが書かれています。

ネタバレがありますので、
まだ本作を観たことが無い人は読まない方がいいと思います。

それでも読みたい方は、
ネタバレがあることを納得の上で、
全て自己責任でお読みください。

 

■機動戦士ガンダム第3話あらすじ

第3話 敵の補給艦を叩け!

 

ホワイトベースは、ルナツー宙域に入っていた。

ルナツーと連絡が取れ次第、
パオロ艦長の名前で寄港の許可を得ろという
助言を受けたブライトは、ルナツーと連絡が取れるまでの間、
艦長代理としての自分の立場に意気込んでいた。

艦内では、フラウは避難民への食事配給、
アムロはガンダムの整備など、
それぞれが自分の役割を果たそうと忙しく動いていた。

フラウは折を見て、アムロに食事と着替えを届けていた。
食事も摂らず、風呂にも入らずにガンダムの整備を続けるアムロを諫めるフラウ。

「ブライトの言うことなんか気にする必要ないのに」

「ブライトは関係ないよ。死にたくないからやってるだけさ。」

 

─── その頃、ホワイトベースのブリッジでは、
シャアのムサイに近づく艦をキャッチしていた。

ルナツー宙域では、ミノフスキー粒子が濃いため、
近づく艦がどういうタイプの艦か判断できずにいた。

ミライは、敵の補給艦かもしれないという。
シャアも補給くらいはするだろうとの考えだった。

その隙を突けば、シャアの部隊を撃破できるのではないかと。

しかしブライトは、補給すると見せかけた擬態かもしれないと考えていた。

どちらも可能性としては十分あり得ることだった。

セイラの「パオロ艦長にきいたら?」という皮肉もあって、
ブライトは自らの意志で軍人・民間人に限らず戦闘できる人たちをブリッジに召集。

多数決をとることにした。

多数決の結果、シャアの艦に奇襲をかけることになった。

 

─── シャアは補給に来たパプアの艦長ガデムと交信していた。

依頼したザク3機は2機に減らされており、
また、パプア補給艦を見て、このような老朽艦が現役で使われていることに驚いていた。

「赤い彗星が補給を欲しがるとはな。ドジをやったのか?」

「ガデム、事態は一刻を争う。」

「わかってるよ。わしはそんなに遅いかね?齢の割には素早いはずだ。」

パプアのコンベアパイプを繋ぎ、
補給を始めるシャアのムサイだった。

 

─── 一方その頃、セイラの通信指示でホワイトベースを発進した
アムロのガンダムとリュウのコアファイターは、
ゆっくりとシャアのムサイに近づきつつあった。

ミノフスキー粒子が濃いため、
モビルスーツやコアファイターのような小さな機体は、
レーダーではまず捕捉できない。

アムロは歴戦の戦士のような判断力を発揮し、
太陽を背にして奇襲をかけるようにした。

有視界戦闘なら、太陽を背にして戦うのは非常に有利である。

その発想をするアムロに驚きつつも、
軍人として、それに従うリュウだった。

そして、ガンダムはハイパーバズーカで狙撃し、
補給艦のコンベアパイプを見事に破壊した。

 

───奇襲の可能性を予期していたシャアだったが、
被害が予想外に大きかったため、
補給をガデムに任せ、自らシャアザクで出撃した。

攻撃の仕方と威力を考慮し、戦艦ではなくMSの攻撃だとシャアは判断した。

シャアの判断は正しく、ガンダムによる攻撃だと確認したシャアは、
飛んでくる弾をザクマシンガンで撃破する。

「これ以上やらせるか!!」

しかし、それはリュウのコアファイターのミサイルだった。

「モビルスーツは向こうか!?」

ガンダムを視認したシャアは、ガンダムに攻撃を仕掛けるのだった。

ガンダムに向かったシャアザクを尻目に、
コアファイターはパプアに攻撃を敢行!

パプアはダメージを受けて補給作業が難航し、
カタパルトが使用不能に陥ってしまった。

これではザクは搬出できない。

そこへコアファイターの銃撃が襲い、
次々とジオン兵が犠牲になっていった。

 

───アムロのガンダムは、シャアザクと激しい戦いを繰り広げていた。

「うう…シャア!」

シャアは、ザクマシンガンの直撃にもビクともしない、
凄まじい装甲を持つガンダムを倒すには格闘戦しかないと考え、
ガンダムに格闘戦を仕掛けていた。

「モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差では無いということを教えてやる!」

シャアザクから次々と攻撃を受けるガンダムだったが、
運動性の高さと耐久力で耐え、逆にハイパーバズーカで反撃していた。

しかし、機動性が高いシャアザクには全く当たらない。

補助的に頭部の60mmバルカン砲を撃ち、
ザクの盾で防御させてバランスを崩させることは出来たが、
シャアザクは、あっという間に体勢を立て直してしまうのだった。

しかし、アムロは諦めずに攻撃を続ける!

アムロの役割は、シャアザクを引き付けておくことだったからだ。

「遅い!」

あっという間にガンダムの後ろへ回り込み、
正拳をボディに喰らわせる!

吹き飛ばされるガンダム!!

ガンダムもハイパーバズーカを撃って応戦する。

とにかく、敵の補給艦を叩くまで、
1分1秒でも長く、シャアを引き付けておく必要がある。

その時、シャアにドレンから通信が入った。

ホワイトベースがムサイに攻撃をしかけてきてるという。

「私が行くまで持ちこたえろ!」

ムサイへ戻ろうするシャアだったが、
ガンダムの追撃でなかなか戻れない!

しかしやがて、ハイパーバズーカの弾切れが起こり、
仕方なくアムロはハイパーバズーカを投げつけて応戦した。

しかしシャアザクはそれをあっさりと弾き、
高速でガンダムに近づいてきた!

「不慣れなパイロットめ!いくぞ!!」

シャアザクの強力なタックルを受け、
盾で防いだものの、ガンダムはバランスを崩して
遠くへ吹き飛ばされてしまった!!

「と、止まれぇ!!」

必死に立て直すアムロだったが、
立て直した直後、目の前にシャアザクが現れた!

シャアザクのモノアイが不敵に光る!!

驚いてバルカン砲を撃つガンダムだったが、
強力な中段蹴りをボディに受け、再び吹き飛ばされてしまう!!

吹き飛ばしたはいいが、全く破壊されないガンダムを見たシャアは、
思わず言葉を漏らしていた。

「ええい、連邦軍のモビルスーツはバケモノか!!これだけの攻撃でも…」

そこへ、ドレンの通信が再び入り、
至急、ムサイへ戻るように催促された。

ガンダムを破壊できない苛立ちはあったが、
シャアは冷静に判断し、ムサイへ戻ることにした。

 

───一方その頃、ホワイトベースは主砲とメガ粒子砲を撃てないでいた。

リュウのコアファイターが懸命にパプアを攻撃しているせいで、
砲撃の邪魔になっていたからだ。

砲撃手だったカイは、同席していたハヤトに言って、
ブライトにリュウをどけるように指示して欲しいと伝えた。

ハヤトからそれを聞いたブライトは、
リュウに通信したが、通信が切られていたため連絡できなかった。

行き詰る戦闘に業を煮やしそうになるブライトだったが、
ハヤトの進言と説得で、ガンタンクで出撃してパプアを砲撃することに同意した。

 

───カタパルトが破壊され、ザクを搬出できないパプアは、
コアファイターの攻撃を受けて、満身創痍の状態だった。

艦長のガデムは、自ら旧ザクにのってザクや補給物資を搬出していた。

そこへシャアのザクが戻ってきた。

ガデムは、補給物資は全部宇宙空間に放出したから、
そちらで回収してくれとシャアに言う。

シャアは承諾し、部下に搬出されたザクに乗るように指示した。

しかし、そこへガンタンクの砲撃が届く!!

ガンタンクの砲撃はパプアのエンジンに直撃し、
大爆発を起こした!!

推進力を失い、バランスを崩したパプアは墜落し、
岩に当たって轟沈した。

搬出したザクを撃墜しようと、リュウのコアファイターが迫るが、
シャアザクの攻撃で邪魔されたため、ザクに近づけなかった。

そこへ、ガンダムがビームサーベルを抜いてやってきた!!

それを見たガデムは、武器のない旧ザクでガンダムと戦おうとした。

「あれか!連邦軍が開発したモビルスーツってのは?!」

「ガデム、落ち着け!!」

「止めるな!!!」

ガデムは、自分の船を沈められた怒りと、
旧ザクを操れるベテランパイロットとしての百戦錬磨の自信がみなぎっていた。

「やめろガデム!!貴様のザクでは無理だ!!!」

シャアの制止も聞かず、ガデムはガンダムに突撃していった!!

ビームサーベルで応戦するガンダムだったが、
旧ザクには当たらず、強力なタックルを受けてしまう!!

「ド素人め!!間合いが遠いわ!!!」

旧ザクの格闘能力の高さに驚くアムロだったが、
次の攻撃を喰らう前に、ビームサーベルで旧ザクに左わき腹を斬った!!

ビームサーベルの威力に驚くガデム!!

「れ、連邦軍が、あれほどのモビルスーツを開発していたとは…!!」

脱出しようとシートベルトを外したが、
ガンダムの性能への驚きで手惑ってしまい、
爆発に巻き込まれてしまった。

「ガ、ガデム…」

ガデムを止められなかったシャアは
ガデムの死を惜しんだ。

アムロは、そのままシャアを追撃しようとするが、
ホワイトベースから通信が入り、帰還するように言われた。

ガンダムの武器がビームサーベルしか無かったため、
シャアへの追撃を断念し、帰還した。

それを見守るシャアは、ザクに乗った部下に
補給物資の回収の手伝いを支持しながらも、こう訝しんだ。

「モビルスーツにしろ、あの船にしろ…明らかに連邦軍の高性能の前に敗北を喫した。」

「それはわかる…しかし、一体どういうことなんだ…連中は戦い方が未熟で戦闘もまるで素人…どういうことなんだ…。」

 

─── ホワイトベースに帰還したアムロとリュウは、
ブライトから戦闘について問いただされ、詰られた。

怒りをあらわにするアムロだったが、
リュウの口添えで事なきを得た。

ブライトへの不満を口にしながら歩くアムロのところへ、
フラウが飲み物を持ってきてくれた。

喜んで飲み物を飲み、気分が和む二人だった。

ホワイトベースは、ルナツーへ寄港すべく、
ゆっくりと航行していった。

 

 

機動戦士ガンダム 第4話へ続く

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■主な登場人物

◆地球連邦側◆

アムロ・レイ(CV:古谷 徹)
主人公。機械いじりの好きな少年として
サイド7ではそこそこ有名な少年だった。
3話ではブライトの奇襲作戦に同意し、ガンダムで出撃。
パプア補給艦の補給用のコンベアパイプを破壊した。
また、シャアザクを引き付ける役割を果たすため、
ガンダムで果敢にシャアザクに挑んだが、
格闘戦では技量が及ばず、一方的に叩きのめされた。
(それでも、シャアを引き付けておく役目だけは果たせた。)
パプア補給艦の撃沈後、ガデムの乗った旧ザクと交戦し、
格闘能力の高さに驚かされるが、ビームサーベルで撃破した。

フラウ・ボウ(CV:鵜飼 るみ子)
アムロのガールフレンド。
避難民の1人としてホワイトベースに乗ることになり、
怪我人の手当てや行方不明者の捜索、子供たちの世話などをした。
3話では避難民の食料配給などを行い、
アムロに着替えと食料を持っていくなどの世話焼きをした。

セイラ・マス(CV:井上 瑤)
南欧のマス家の令嬢。美人で気丈。
礼儀正しく勇敢で行動派。
ブライトと同じく地球に住んでいたことが判明。
妙なエリート意識をひけらかす弱気なブライトを一蹴した。
3話から通信士として活躍した。

ミライ・ヤシマ(CV:白石 冬美)
ヤシマ重工社長令嬢。育ちが良く、温和で気さく。
家庭的な一面も覗かせる一行の「お袋さん」的存在。
2話からホワイトベースの操縦士として活躍した。

ハヤト・コバヤシ(CV:鈴木 清信)
アムロのお向かいさん家の息子。柔道が得意。
避難民の1人としてホワイトベースに乗ることになる。
何気に銃の扱いや通信機器の操作も上手い、器用な男の子。
3話ではブライトを説得する巧みな話術をみせ、
カイとともにガンタンクで出撃し、敵補給艦を撃沈した。

カイ・シデン(CV:古川登志夫)
サイド7に住んでいた青年。
3話ではホワイトベースの主砲の砲撃手として参加したが、
リュウのコアファイターが邪魔で砲撃できなくなったため、
ハヤトと協力してブライトに許可をもらい、ガンタンクで出撃。
見事にパプア補給艦を撃沈した。

ブライト・ノア(CV:鈴置 洋孝)
地球連邦軍の士官候補生の1人で、士官学校を出て半年の新人。
階級は少尉。地球生まれ、地球育ちのエリート。
登場当初からホワイトベースの乗組員だった。
パオロ艦長の代理としてホワイトベースで指揮をとり始めた。
民間人のアムロがガンダムを操縦することを快く思っていない。
3話では、皆の意見を聞き、敵補給艦の奇襲作戦を敢行した。

パオロ・カシアス(CV:政宗 一成)
地球連邦軍の軍人の1人。ホワイトベースの初代艦長。
階級は中佐。シャアのムサイからのミサイル攻撃に応戦中に負傷。
寝たきりになってしまうが、ブライトに助言だけはしていた。
3話ではブライトにルナツー寄港時のための助言をした。

リュウ・ホセイ(CV:飯塚 昭三)
地球連邦軍の軍人の1人でパイロット候補生の新人。
階級は少尉。話のわかる軍人で、現実主義者。
アムロやハヤトたちの理解者となっていく。
3話では、コアファイターでパプア補給艦を奇襲したが、
それが原因でホワイトベースは主砲とメガ粒子砲を途中から撃てなかった。
(通信を切っていたため、ブライトが指示できなかった。)
しかし、ガンタンクによる砲撃でパプアを撃沈できたため、
結果的にパプア撃沈に貢献できた。

 


 

◆ジオン公国軍側◆

シャア・アズナブル(CV:池田 秀一)
ジオン公国軍の士官の1人。階級は少佐。
赤い彗星と呼ばれ、連邦軍から恐れられている。
連邦軍のV作戦をキャッチし、ホワイトベースを追撃する。
3話では、シャアザクでガンダムと格闘戦をくりひろげ、
優れた操縦技能でガンダムを圧倒したが、ガンダムは無傷だった。

ガデム(CV:水鳥鉄夫)
ジオン公国軍の士官の1人。パプア補給艦の艦長。
階級は大尉。ジオンの軍人の中では老兵士。
ドズル中将の命令で、ファルメル(シャア専用ムサイ)に補給物資を届けるため、
ルナツー宙域にまで潜航してきたが、ホワイトベースのクルーの気転による奇襲作戦で
攻撃を受け、旧ザクで補給物資を何とか搬出したものの、パプアを撃沈されてしまう。
怒ったガデムは、軍人の意地を見せつけるべく旧ザクでガンダムに立ち向かい、
優れた格闘能力を見せるが、旧ザクの左わき腹をガンダムのビームサーベルで斬られ、
旧ザクの爆発に巻き込まれて死亡した。

ドズル・ザビ(CV:郷里大輔)
ジオン公国ザビ家の3男で宇宙攻撃軍総司令官。
階級は中将。V作戦をキャッチしたシャアに補給をよこした。

ドレン(CV:永井一郎)
ジオン公国軍の士官の1人。階級は少尉。
シャアの副官。シャアが出撃することが多いため、
シャアの代わりにシャア専用ムサイ(ファルメル)で指揮をとることが多い。

 

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■主なモビルスーツなど

注意!公式設定がころころ変わるので、
数年後には違うデータになるかもしれません。
そのあたりを、予めご了承願います。

◆地球連邦側◆

ガンダム RX-78-02
全高:18m 本体重量:43.4t
ジェネレーター出力:1380kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:55500kg
センサー有効半径:5700m

武装(第3話時)
頭部60mmバルカン砲2門
ビームサーベル2本
スーパーナパーム弾
ビームライフル
ハイパーバズーカ

解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
機動戦士ガンダムの主人公アムロ・レイの搭乗機体。
ザクマシンガンの直撃を受け付けない装甲を持ち、
格闘戦においても、シャア専用ザクから数度にわたり攻撃を受けたが、
ガンダムにダメージは無かった。
第3話終了時点で、ザクI(旧ザク)を1機を撃破。
撃破合計数:4
内訳:ザクII×3 ザクI×1

 

ガンキャノン RX-77
全高:17.5m 本体重量:51t
ジェネレーター出力:1380kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:51800kg
センサー有効半径:6000m

解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
1機のみがホワイトベースに収容された。他の部品は焼却処分。
第3話の時点では未使用。

 

ガンタンク RX-75
全高:15m 本体重量:56t
ジェネレーター出力:878kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:88000kg
センサー有効半径:6000m

解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
戦車の延長上のモビルスーツで、
2足歩行ではなくキャタピラで移動する。
1機のみがホワイトベースに収容された。
第3話で初出撃し、敵の補給艦パプアを砲撃し撃沈した。
撃破合計数:1
内訳:パプア補給艦×1

 

コアファイター FF-X7
全高:3.2m
全長:8.6m
全幅:6.8m
本体重量:8.9t
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
出力:12000馬力
最高速度:マッハ4.8/マッハ3(大気圏内)

武装
4連発対艦ミサイル・ランチャー×2
2連装30mmバルカン砲×2

解説
V作戦で開発された小型の戦闘機。
コアブロックに変形することが可能で、
ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクの
コクピット兼脱出ポットとしても使用可能。
3話では、補給艦パプアに攻撃を仕掛け、
補給の阻止とパプアの撃沈に貢献した。

 

ホワイトベース SCV-70(LMSD-71)
全高:93m/97m(艦橋まで83m)
全長:262m/250m
全幅:202.5m/110m/180m(主翼含む)
全備重量:32,000t/68,000t
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
出力:550000馬力
推力:16000t×4×2または32000t×2/550000t
最高速度:マッハ12
有効射程:72km(主砲・地上)

武装
880mm連装砲×2/58cm連装主砲×1
連装メガ粒子砲×2
連装機関砲×18(計36門)
ミサイルランチャー×40(前部24門、後部16門)

解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で建造された、
ペガサス級2番艦(またはホワイトベース級1番艦)。
MSを運用することを想定されて建造された連邦軍初の艦艇。
艦種は強襲揚陸艦となっているが、火力は間違いなく宇宙戦艦並であり、
ジオン公国軍を欺くための艦種と考えられる。
推進機関は熱核ジェットおよび熱核ロケットエンジンで、
ミノフスキークラフトと併用することで、大気圏内でも
宇宙空間と同様に航行することが可能となっている。

V作戦で開発された連邦軍モビルスーツを回収するため、
サイド7に入港していたが、ジオン軍の急襲にあったため、
急きょ、ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクを1機ずつ収容し、
民間人を救助して脱出した。

3話では、初めて主砲とメガ粒子砲を撃ったが、
リュウのコアファイターが邪魔で、途中から砲撃を断念した。

 

ルナツー
地球連邦軍の宇宙基地で重要拠点。
元々は、アステロイドベルトにあった小惑星ユノーで、
コロニー建設のための鉱物資源採掘用の鉱山として地球の軌道上に運ばれてきた。
(月とは正反対の位置にあるため、ルナツーと呼ばれるようになった。)
あらかた鉱物資源が採掘されつくした後、地球連邦軍が接収。
坑道を利用して基地化し、宇宙軍港としての機能を持たせた連邦軍の軍事拠点に改造した。
小惑星を利用しているため、核攻撃にも耐えられる程の厚い岩盤に守られている。
基地の中心に遠心重力発生装置が設置されており、地上と同じように生活できる。
また、生産機能も有しており、後に内部の工場でMSなどの機動兵器を生産している。
月の正反対側(つまり地球の裏側)にあったため、
地球-月のルートが確保されていたジオン軍からは重要視されておらず、
ジオン軍の集中攻撃にさらされることが無かった。

 


 

◆ジオン公国軍側◆

ザクII MS-06F
全高:17.5m 本体重量:56.2t
ジェネレーター出力:976kW
装甲材質:超硬スチール合金
スラスター総推力:43300kg
センサー有効半径:3200m

武装(第2話時)
ザク・マシンガン(120mmパワーライフル)

解説
ジオン公国軍の汎用型主力モビルスーツ。
通称、量産型ザク。
宇宙空間、重力下のどちらでも行動可能。
一般的にザクと呼ばれるMSは、このタイプのものを指す。
ミノフスキー粒子の発見と活用によって、
レーダーなどの探知機器や誘導兵器が役に立たなくなったため、
有視界ができ、人間のように行動できる機動兵器であるMSを
先んじて開発したジオン公国軍は、
戦力規模で大きく勝る地球連邦軍を圧倒した。
また、ジオンにおいて、今後のMS開発の基礎となったMSでもある。
ガンダムでは、おなじみのやられメカ扱いだが、
3話においては1機も撃破されていない。

 

ザクI MS-05B
全高:17.5m 本体重量:50.3t
ジェネレーター出力:899kW
装甲材質:超硬スチール合金
スラスター総推力:40700kg
センサー有効半径:2900m

武装(第3話時)
なし(ザクIIの武器は一通り装備可能)

解説
ジオン公国軍初の正式採用モビルスーツ。
通称、旧ザク。
宇宙空間、重力下のどちらでも行動可能ではあるものの、
被弾を考慮した結果、機体各部の動力パイプを
全て装甲内へと内蔵したため、内部の放熱の問題と機体内の容量圧迫、
更には核融合炉のジェネレーター出力の低さから、
戦えこそすれど、十分な運動性能を発揮することができなかった。
そのため、前述のザクIIが開発されることとなった。
機動戦士ガンダムにおいては、3話で初登場し、
アムロを驚かせるほどの格闘能力を見せたが、
ビームサーベルで左腹部を切断され撃破された。

 

指揮官用ザクII MS-06S
全高:17.5m 本体重量:56.2t
ジェネレーター出力:976kW
装甲材質:超硬スチール合金
スラスター総推力:51600kg
センサー有効半径:3200m

武装(第3話時)
ザク・マシンガン(120mmパワーライフル)

解説
ジオン公国軍の汎用型主力モビルスーツを
指揮官用にチューンナップしたMS。
通称シャア専用ザク。
宇宙空間、重力下のどちらでも行動可能で、
量産型よりも推力を30%アップされており、
通信強化のためにブレードアンテナが頭部に増設されている。
(劇中では通常の3倍のスピードと表現されている)
全身が赤系の塗装をされており、
シャアの異名である赤い彗星の由来となった。
3話では、格闘戦においてガンダムを圧倒したが、
ガンダム自体はまったくの無傷だった。

 

ムサイ(ファルメル)
全高:79.4m
全長:234m
全幅:98.4m
本体重量:13,000t
全備重量:13,000t/32,954t
推進機関:熱核ロケット・エンジン×2
最高速度:マッハ7.14
MS搭載数:6

武装
連装メガ粒子砲×3
145型大型ミサイルランチャー×2
Cクラス小型ミサイルランチャー×10

解説
ジオン公国軍のムサイ級宇宙軽巡洋艦。
別名シャア専用ムサイ。
ブリッジの形状が他のムサイと違い、
オリジナルのデザインになっているものの、
スペック的には、他のムサイ級巡洋艦と変わりない。

 

パプア級補給艦
全高:155m
全長:230m
全幅:145.6m
全備重量:19,000t
ペイロード:8,000t
推進機関:熱核ロケット・エンジン×2
MS搭載数:20

武装
連装対空機関砲×数基

解説
ジオン公国軍のパプア級補給艦。(通称パプア)
20年以上前に就役した際は戦艦だったが、
補給艦に改造されて運用され続けていた。
3話登場時には、既に老朽艦扱いだった。
ファルメル(シャア専用ムサイ)に補給しに来たところを
ホワイトベースのクルーたちに奇襲され、
艦長のガデムによって補給物資を全て放出された後、
ガンタンクの砲撃によって撃沈された。

 

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■このアニメの放送日

第3話 敵の補給艦を叩け!

1979年4月21日

 


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