【あらすじ本舗】BOSS 2ndシーズン 4話

このページには、ドラマ「BOSS 2ndシーズン 4話」のあらすじが書かれています。

ネタバレがありますので、
まだ本作を観たことが無い人は読まない方がいいと思います。

それでも読みたい方は、
ネタバレがあることを納得の上で、
全て自己責任でお読みください。

 

■BOSS 2ndシーズン 4話あらすじ

~~CASE04 羊たちの反撃!~~

大澤絵里子(天海祐希)は、
かねてからの過度の暴飲暴食がたたり、
胆石で通院することとなった。

それが原因で絵里子は「対策室」を留守にすることが増えた。

野立信次郎(竹野内豊)は、片桐琢磨(玉山鉄二)ら対策室のメンバーに、
捜査の出来がよければ絵里子に代わりボスの座につける可能性があると煽り、
山村啓輔(温水洋一)、花形一平(溝端淳平)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)、
田所幸子(長谷川京子)までもが、その気になる。

そんな折、真田幸雄という若い男がボーガンで射殺される事件が起こり、
対策室のメンバーが捜査に乗り出した。

その頃、絵里子は、病院で顔見知りとなった
黒木泰平(古谷一行)と将棋を指していた。

洞察力の鋭い黒木は、絵里子が仕事を気にしていることを言い当てる。

対策室に戻った絵里子は、事件の詳細とともに、
真田は偽名で、実際は身元不明だと報告を受けた。
さらに、石田光彦という男がボーガンで射殺されたが、
石田も偽名で身元不明だった。

その後、黒原理香(成海璃子)が行った遺留品の捜査から、あるコンビニが浮上。
そこでの目撃証言から、石田の不可解な素顔が浮き彫りになった。

通院先で、再び黒木に将棋を1局見てもらう絵里子。
仕事を気にする絵里子の心情を察し、こうアドバイスを送る。

「注意深く構えていれば、おのずと答えは出るよ。」

そんななか、山村に実家の母親から、大けがをしたから金を送ってほしいと連絡が入る。
慌てた山村は振り込みのため銀行へ行くが、不審に思った岩井が制する。

それを振り切ろうとした山村は、壁に貼られたポスターを見て凍りつく。
振り込め詐欺の容疑者としてそこに載っていた男が、真田だったのだ。

それをきっかけに捜査が進み、
殺された2人は振り込め詐欺グループの仲間だったことが判明。

そうなると、振り込め詐欺グループを恨んだ者の犯行かと思われたが、
最近の振り込め詐欺グループの手口は巧妙で、
しかもヤクザではなく一般人が行っているケースも多いという。

偽名を使い、巧妙に組織化され、相手が誰だか判らない詐欺グループの
メンバーを突き止めることは被害者(素人)ではほぼ不可能。
そこで、絵里子は振り込め詐欺グループを疎ましく思っているヤクザ関係を疑う。

その矢先、振り込め詐欺グループのメンバーが3人殺された。(他一人は未発見)
今度の凶器は拳銃。ボウガンではなかった。
二人でいたところを拳銃で撃たれたらしい。

花形の聞き込みにより目撃情報が得られ、容疑者として竜泉会の木島。
竜泉会は素人の振り込め詐欺グループに頭を痛めており、
ヒットマンとして木島を送り込んだと見られる。

木島を逮捕し、尋問するが、木島はやってないという。
絵里子は、証拠と証言があまりにも木島の特徴に一致し過ぎている事に気がつく。

片桐に調査させると、予想通り、証言者達は全員繋がっていた。
俳句の会の会員だったのだ。

証言者達を訪ねると、尾上八重子(島かおり)の墓前に全員いた。
そしてすべてを語った。

振り込め詐欺で全財産を奪われた八重子は、人間不信に陥り自殺した。
彼女の友達だった証言者達は、
殺しのプロを雇って振り込め詐欺グループに復讐を頼んだのだ。

八重子の古い友人に、一般人とは違う男がいることが既に判明している。
その男が犯人だ。
彼らは、その男に復讐を頼んだのだ。

──病院。
絵里子は黒木に1局お願いしますと頼む。

黒木は言う。
「師匠と弟子が対戦するのは2回だけだ。」

絵里子がそれを知っていて語る。
「入門する時と卒業の時。」

将棋で勝負しながら二人は熱く語る。
勝負は絵里子の勝ち。
しかし黒木がわざと負けたことを絵里子は感じていた。

黒木が犯人であることは明白だが、証拠が無いため逮捕できない。
「今度会うときは、お互い手加減無しだ。」
黒木は去った。戦慄を覚える絵里子だった。

調べによると、黒木は元竜泉会組員。
武闘派で仁義を重んじ、裏切りを許さない古風なヤクザだった。

調べが進むうち、振り込め詐欺の主犯・織田(偽名)が警察に保護を求めてくる。
仲間が次々と殺され、仲間の徳川(偽名)の血まみれの写真を見てしまった織田は、
身の危険を感じ、警察に出頭してきたというわけだ。
証拠が全く無いため、彼を“一般市民”として保護するしかない。

黒木から絵里子宛に、徳川を引き渡すと連絡が入る。
対策室メンバーが現場に向かうが、徳川は既に死んでいた。
黒木も当然いない。

その頃、絵里子は、自分の会社へ用事がある
織田のボディーガードについていた。

社内では全然身の危険を感じていない織田のところへ、
ビルの警備員数名を倒した黒木がやってくる。

絵里子は織田を保護しながら地下の駐車場へ逃げる。
黒木と絵里子の一騎打ちになるも………既に勝負はついていた。

黒木が絵里子の言葉に従い左側を向くと、
対策室メンバー4人が至近距離で銃を構えていたのだ。

黒木は脳梗塞で半側無視の症状が出ており、
モノの左側を認識できない状態だった。

故に、地下駐車場に潜んでいた対策室メンバーを、全く認識できなかったのだ。

黒木の希望で、絵里子自身が黒木に手錠をかける。

一件落着ということで、織田はいい気になるが、
対策室メンバーと絵里子から、どぎつく織田の逮捕を示唆される。

胆石が出て、無事完治となり、野立と祝い酒を飲む絵里子。
その野立の携帯に、木元真実(戸田恵梨香)からメールが入る。

 

BOSS 2ndシーズン 5話へ続く

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■感想と考察

今回の話は、一般人が普通にゲーム感覚で犯罪を犯していることや、
警察は証拠が無い限り逮捕・送検できないことなど、
現代社会や警察のあり方・法律の限界などを暗に批判している内容となっていましたね。

黒木のほうが、本当の正義であるような気がしてならないのは、
私だけでしょうか?

 

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■主な登場人物

・大澤絵里子(天海祐希)
主人公。通称ボス(BOSS)。
警視庁捜査第一課特別犯罪対策室室長。
アメリカでの研修で学んだ交渉術やプロファイリングに精通し、
そこで培ってきた能力と女性ならではの観察眼を駆使した捜査を得意とする。
口癖かつ決め台詞は「事件だから」。ジョージ・クルーニーが好き。
将棋もそこそこ強いことが判明。

・野立信次郎(竹野内豊)
特別犯罪対策室設立の責任者。
最年少昇進記録を更新する程の有能な警察官僚で、
上層部から一目置かれる存在。
女好きでノリが軽く自分本位な性格。
絵里子をおちょくっているが、本当は彼女の事を気にかけている。
ニックネームで人を呼ぶ。合コン好き。

・黒木泰平(古谷一行)
元ヤクザ。人情と仁義に厚いプロの殺し屋。
自殺した振り込め詐欺被害者が、自分が親しい人物だったため、
被害者の交友関係からの殺害依頼受けて実行。
振り込め詐欺の犯人たちを次々と殺害していった。
ある意味、警察官よりも正義な人物であった。
将棋に関しては、一時的だが絵里子の師匠でもあった。

 

~~2ndシーズンからの新登場人物~~

・黒原健蔵(西田敏行)
元国家公安委員長。
「黒い月」からの狙撃予告を受けたのを知りながら、
警察のトップ逃げたら国民に合わせる顔が無いと、
避難を勧める絵里子の進言を聞き入れず、
イベントの出席中に被弾した。
(この事件が原因で、特別犯罪対策室は解散。)
その後、国家公安委員長の引退を余儀なくされ、
2年経った今でもその影響で入院生活を送っている。

・黒原理香(成海璃子)
黒原の娘。MITで応用数学を学んでおり、
アメリカのハッキングコンテストで優勝するほど、
パソコンに関して高度な知識を有している。
「保護」の名目で、特別犯罪対策室の預かりとなり、
事件の捜査に間接的に協力している。

・森岡博(大森南朋)
代議士秘書。かつては警視庁捜査一課3係の刑事で、絵里子と野立とは同期だった。

・田所幸子(長谷川京子)
科警研から異動してきた木元の後任の対策室メンバー。
使い物にならないという理由で所長(警視監)に頼まれた野立の口利きで対策室へ異動した。
性格は卑屈で、誰にでも慇懃な態度で接する。

・木元真実(戸田恵梨香)
コンピューター技術と数学の知識に長けた女性警察官。
2年前の事件で新島へ転属になっていた。
事件に巻き込まれて重傷を負っていた。

 

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■このドラマの放送日・視聴率

CASE04 羊たちの反撃
初回放送日:2011年5月12日
視聴率:14.2%

 


 

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