【あらすじ本舗】機動戦士ガンダム 第5話あらすじ

このページには、テレビアニメ「機動戦士ガンダム 第5話」のあらすじが書かれています。

ネタバレがありますので、
まだ本作を観たことが無い人は読まない方がいいと思います。

それでも読みたい方は、
ネタバレがあることを納得の上で、
全て自己責任でお読みください。

 

■機動戦士ガンダム第5話あらすじ

第5話 大気圏突入

 

ホワイトベースは、地球の南米ジャブローに向かうべく、
大気圏突入の準備に入っていた。

また、随伴艦サラミスの艦長リード中尉も、
同じくジャブローに向かうため、大気圏突入カプセルに搭乗していた。

事前に、シャアのムサイが補給を受けていることを知った
ブライトとリード中尉は、「シャアが追撃を諦めた」と、
それぞれが思っていた上での大気圏突入準備の行動だった。

 

─── しかし、ブライト達の思惑は外れていた。

シャアは、“大気圏突入直前の奇襲攻撃”という、
前代未聞の作戦を実行するためにザクを補給していたのだった!

シャアは、部下たちを前に言う。

「地球の引力にひかれ大気圏に突入すれば、
ザクとて一瞬のうちに燃え尽きてしまうからな。」

「しかし、敵が大気圏突入のために全神経を集中している今こそ、ザクで攻撃をするチャンスだ。」

「第一目標、木馬!第二目標、敵のモビルスーツ!!
戦闘時間は2分とないはずだが、
諸君らであればこの作戦を成し遂げられるであろう!期待する!!」

 

─── ホワイトベースをジャブローまで先導するため、
サラミスから大気圏突入カプセルが射出される。

しかし、そのタイミングで、
シャアザク部隊がホワイトベースに接近しつつあった。

ブライトは、念のためにスタンバイさせていたアムロに
ガンダムで出撃を命じた。

通信士のセイラがアムロに忠告する。

「アムロ、発進後4分でホワイトベースに戻って。必ずよ。」

「了解。セイラさん、僕だって丸焼けにはなりたくありませんから」

セイラは、ザクが4機もいることをアムロに伝え、
戦闘中は高度に気をつけることを言い含めた。

「戦っている最中に、気をつけられると思ってるんですか!?」

「あなたならできるわ。」

セイラの思わぬ言葉に、アムロは照れ隠しする。

「おだてないでください…。」

ガンダムは発進し、後方の敵へと反転する。

次の瞬間、ムサイからドレンの乗ったコムサイが射出され、
敵の攻撃が開始された!

ムサイの援護によるミサイルがホワイトベースに迫る!!

ミライの操艦で何とか躱すも、
ホワイトベースは反撃を行わない。

慌てたブライトは通信で状況を訊ねた。

「後方ミサイル、どうした?撃てないのか!?」

その頃、リュウとハヤトはミサイルを発射できずにいた。
二人とも、ミサイルランチャーの使い方を知らなかったのだ。

「ハヤト、何で迎撃しないんだ?」

「僕はもともと、ミサイル要員ではないんです!」

「くそう、死にたくなかったら何かしろ!
その辺にミサイルの撃ち方の教科書があんだろ!」

リュウとハヤトが悪戦苦闘するのもつかの間、
ムサイのミサイル攻撃の第2波がホワイトベースに直撃する!!

ガンダムはシャアザクと交戦中なため、
ホワイトベースを援護に行けない!

シャアザクと何とか戦えるようになっていたガンダムだったが、
まだ向こうの方が一枚上手で、ハイパーバズーカを撃っても当たらず、
逆に、カウンター気味にザクバズーカを撃たれ、
シールドに穴をあけられてしまう!!

シャアザクにバズーカの弾を当てようとムキになるアムロだったが、
他のザクがホワイトベースと大気圏突入カプセルを攻撃していることを
セイラから知らされ、シャアに背中を見せることを嫌がりつつも援護に向かうのだった。

ガンダムが駆けつけて応戦するが、
タイミング悪くハイパーバズーカの弾が切れてしまい、
有効な射撃武器が無くなってしまう!!

アムロはビームライフルを発射するように要請するも
状況的に無理だとセイラから却下されるが、
その代わりにガンダムハンマーを打ち出されることになった。

そこへザクが1機、ガンダムに接近戦を仕掛けてきた!

ザクマシンガンの柄でガンダムを殴ろうというのだ。

しかし、アムロは咄嗟に頭部バルカン砲を撃ちまくる!!

頭部に武器があることを知らなかったザクは
バルカン砲で蜂の巣にされ、パイロットと共に爆散した。

ガンダムハンマーが飛んできていることを知ったアムロは、
ハイパーバズーカを捨て、ガンダムハンマーを受け取ろうとした。

しかし、その隙を狙って、シャアザクがガンダムにザクバズーカを発射!!

ザクバズーカの弾が命中する瞬間に、
間一髪でガンダムハンマーを受け取り、ザクバズーカの弾を防いだ。

 

─── 一方そのころ、大気圏突入カプセルは
ザクマシンガンによる攻撃を受け、被弾してしまう!!

リード中尉は被弾時に負傷。
しかも、機体の大気圏突入能力が無くなったため、
リード中尉はホワイトベースに救助を求め、後部ハッチから収容された。

 

─── ザクは、ホワイトベースからの弾幕におされ、
攻めあぐねていた。

シャアの的確な指示によって、
ザクはホワイトベースの下方から攻撃する戦法に変えた。

ハヤトはミサイルを撃つのをやめ、
下方の機銃座に移動し、ザクを狙い打った。

 

─── ガンダムは、ガンダムハンマーでシャアザクと戦い続けていた。

シャアザクを近づけさせないガンダムの戦いぶりに、
シャアが愚痴をこぼす。

「ええい、腕があがってきたようだな、このパイロットは。」

その間隙をぬって、ザクがガンダムの背後から
ヒートホークで斬りかかってきた!!

驚くアムロ!!

そこへ、シャアザクのヒートホークがガンダムに襲い掛かり、
ガンダムの盾を切り裂いた!!

更に、反対側からザクのヒートホークがガンダムを襲う!!

「あああ!うわああああ!!!」

苦し紛れに、ガンダムハンマーを繰り出すアムロ!!

それが功を奏し、ガンダムハンマーがザクの左脇腹を直撃し、
ザクは大爆発を起こした。

しかし、シャアザクはその間隙をぬって、
ガンダムに肘打ちを喰らわせ、ガンダムを吹き飛ばした。

だが、ザクの爆風にガンダムもろともシャアザクも吹き飛ばされ、
ガンダム撃破のチャンスを失ってしまう!!

「時間が無い…」

シャアは、投げられたガンダムハンマーを回避し、
仕方なく後退してコムサイに向かい、収容された。

アムロにもセイラから通信が届く。

「アムロ、ホワイトベースに戻って。オーバータイムよ!」

しかし、ガンダムの頭部バルカン砲の弾が残っていたアムロは、
残ったザク1機を撃破しに向かう。

ブライトも無線で「戻れ!ザクはいい!」と話しかけるが、
戦闘に夢中のアムロの耳には届いていない。

リード中尉はブライトに、早くガンダムを帰還させるように言うが、
こればかりはアムロにかかっているため、
ブライトでもどうすることもできない。

V作戦の機密であるホワイトベースとガンダムを
無事にジャブローまで届けなければならない使命があるリード中尉は、
苛立ちと焦りを隠せず、ブライトに辛く当たるだけだった。

それを見かねたミライが、シートに着席するように促す。

「軍法会議ものだぞ!!」

この一言をブライトに告げて、リード中尉はしぶしぶ着席した。

 

─── 最後のザクはホワイトベースに攻撃をしかけていた…
というより、逃げ切れずにいた。

シャアの指示を聞いてはいたが、
ホワイトベースからの弾幕が激しくて後退できずにいたのだった。

しかも、そこへガンダムが来てバルカン砲を連射したため、
余計に後退できなくなっていた。

ホワイトベースは大気圏突入の準備に入るため、
機銃を格納し、シャッターを閉鎖した。

そして、ホワイトベース、ガンダム、ザク、コムサイ…
敵味方すべてが大気圏へ突入開始してしまった。

 

─── コムサイのコクピットに現れたシャアは、
ザクのパイロット・クラウンについてドレンに尋ねる。

「クラウンは?」

「ダメです。残念ながら回収不可能です。」

防御の姿勢を取っているザクだったが、
完全に姿勢制御ができず、空気抵抗と摩擦熱で真っ赤になっていた。

「少佐ー!!助けてください!減速できません!!シャア少佐、助けてください!!!」

クラウンの悲痛な叫びが通信から聞こえる。

「ク、クラウン…ザクには大気圏を突破する性能は無い…気の毒だが………。」
「しかしクラウン、無駄死にではないぞ…。」
「お前が連邦軍のモビルスーツを引き付けて置いてくれたおかげで
撃破することができるのだ!!」

クラウンの断末魔と共にザクは消滅した。

 

─── 一方、ガンダムは燃え尽きずに何とか耐えていた。

アムロは落下速度に驚きつつも、
ガンダムのマニュアルを調べていた。

そして、マニュアルの中に起死回生の方法を見つけた」!

「あった!大気圏突破の方法が。間に合うのか!?」

姿勢制御して回路を接続、下腹の収納庫から耐熱フィルムを取り出す。

耐熱フィルムを被った瞬間、盾は溶けてなくなった。

「すごい!装甲版の温度が下がった!!しかし、どうやって着陸するんだ!?」

 

─── 一方、シャア達はホワイトベースとガンダムの様子をモニターで見ていた。

「モビルスーツの位置は変わらんな。燃え尽きもしない…。」

「どういうことでしょう?あのまま大気圏に突入できる性能をもっているのでしょうか?」

ドレンの率直な質問に、シャアも見たままの見解を答えた。

「まさかとは思うが…あの木馬もあのまま大気圏を突入しているとなれば、ありうるな残念ながら…。」

「無線が回復したら、大陸のガルマ大佐を呼び出せ。」

シャアは、大気圏突入直前の奇襲で、
ホワイトベースとガンダムを撃破する作戦は失敗に終わったが、
南米ジャブローから北米へ軌道をずらすことには成功していた。

それを知ったドレンは感心してシャアに話す。

「ようやく解かりましたよ!シャア少佐。
よしんば大気圏の突入前に敵を撃ちもらしても、
敵の進入角度を変えさせて、わが軍の制圧下の大陸に
木馬をおびき寄せる2段構えの作戦ですな。」

「戦いは非常さ、そのくらいのことは考えてある。」

そんなシャアの自負気味のセリフを断ち切るように通信が回復し、ドレンは言う。

「ガルマ大佐です。」

のんびりとソファーに座る、
優雅すら感じる軍服を着た男がシャアに語り掛ける。

「よ、なんだい赤い彗星」

「その呼び名は返上しなくっちゃならんようだよ、ガルマ・ザビ大佐。」

「ははは、めずらしく弱気じゃないか。」

「敵のV作戦って聞いたことがあるか?その正体をつきとめたんだがね。」

「なんだと!?」

「そのおかげで、私はザクを8機も撃破されてしまったよ…。」

「酷いものだな、そんなにすごいのか?」

「そちらに誘い込みはした。君の手柄にするんだな。後ほどそっちに行く。」

「ようし、そのご好意は頂こう。ガウ攻撃空母で迎えうつ。緊急出動だ!」

 

─── 一方、ホワイトベースでも通信が回復していた。

ガンダムとアムロの安否を気遣うブライト達だったが、
モニターに映るガンダムを見て一安心する。

そして、大気圏突入すら単機でこなすガンダムの性能の高さに、
ブライトは思わずこう呟いた。

「このモビルスーツがあれば、連邦軍はジオンに勝てる。」

ガンダムはホワイトベース後方の上部甲板に着艦。

 

また、ホワイトベース内の避難民たちは、
窓から地球を見下ろしていた。

初めて地球を見て感動し、喜ぶ子供。

しかし一方で、ブライト達は愕然としていた。
地図と方位から計算すると、下りてきた場所は北米。
つまり、ジオンの広大な勢力圏内だったからだ。

ブライト達は戦慄と先行きの不安を覚えるのだった。

「敵機です!」

ホワイトベースの前方には、
既にガルマ大佐のガウ攻撃空母が迫ってきていた。

 

 

機動戦士ガンダム 第6話へ続く

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■主な登場人物

◆地球連邦側◆

アムロ・レイ(CV:古谷 徹)
主人公。機械いじりの好きな少年として
サイド7ではそこそこ有名な少年だった。
5話では、割と戦いにも慣れてきたようで、
シャアザク相手でも、そこそこ戦えるようになっていた。
頭部バルカン砲でザクを1機蜂の巣にして仕留め、
半ば投げやりだったとはいえ、
初めて使うガンダムハンマーで格闘中のザクを1機撃墜した。
また、大気圏突入時の着艦に遅れるという
致命的なアクシデントに見舞われたものの、
マニュアルを読んで耐熱フィルムの存在を見つけ出し、
ガンダム単体で大気圏突入を成功させた。

フラウ・ボウ(CV:鵜飼 るみ子)
アムロのガールフレンド。
避難民の1人としてホワイトベースに乗ることになり、
怪我人の手当てや行方不明者の捜索、子供たちの世話などをした。
5話でも、引き続き避難民の世話などをしている。

セイラ・マス(CV:井上 瑤)
南欧のマス家の令嬢。美人で気丈。
礼儀正しく勇敢で行動派。
3話から通信士として活躍。
5話では、アムロに時間オーバーを気をつけるように言ったり、
アムロをおだてたりして送り出した。
ガンダムハンマー射出をアムロに教えたりもした。

ミライ・ヤシマ(CV:白石 冬美)
ヤシマ重工社長令嬢。育ちが良く、温和で気さく。
家庭的な一面も覗かせる一行の「お袋さん」的存在。
2話からホワイトベースの操縦士として活躍した。
5話では、見事な操艦で大気圏突入をやってのけたが、
シャアの攻撃を回避しているうちに、意図せず軌道をずらされてしまった。

ハヤト・コバヤシ(CV:鈴木 清信)
アムロのお向かいさん家の息子。柔道が得意。
避難民の1人としてホワイトベースに乗ることになる。
何気に銃の扱いや通信機器の操作も上手い、器用な男の子。
5話ではホワイトベースの後方下部機銃座に着き、
ザクを射撃した。

カイ・シデン(CV:古川登志夫)
サイド7に住んでいた青年。
5話ではホワイトベースの後部機銃座に着き、
ザクを射撃した。

ブライト・ノア(CV:鈴置 洋孝)
地球連邦軍の士官候補生の1人で、士官学校を出て半年の新人。
階級は少尉。地球生まれ、地球育ちのエリート。
登場当初からホワイトベースの乗組員だった。
パオロ艦長の代理としてホワイトベースで指揮をとり始めた。
5話では、ホワイトベースの大気圏突入時に
シャアから奇襲攻撃を受けるが、指揮を何とかこなし、
リード中尉を救い、ホワイトベースのクルーたちとの連携で辛くも難を逃れる。

リード(CV:玄田 哲章)
地球連邦軍の軍人の1人。ホワイトベースの随伴艦サラミスの艦長。
階級は中尉。自ら大気圏突入カプセルで出撃するが、
ザクの急襲を受けて被弾。その際に軽傷を負う。
また、大気圏突入カプセルが突入能力を失ったため、
ホワイトベースの後部ハッチから着艦した。
被弾するホワイトベースと帰還に失敗したガンダムを憂い、
ブライトにつらく当たる。
「軍法会議ものだぞ!」はリード中尉の器量の無さと
無能さを露骨に示した名(迷)台詞である。

リュウ・ホセイ(CV:飯塚 昭三)
地球連邦軍の軍人の1人でパイロット候補生の新人。
階級は少尉。話のわかる軍人で、現実主義者。
アムロやハヤトたちの理解者となっていく。
5話では、後部ミサイルランチャーに着くが、
同席していた兵士と同様にミサイルランチャーを扱えなかったため、
マニュアルを探していた。

 


 

◆ジオン公国軍側◆

シャア・アズナブル(CV:池田 秀一)
ジオン公国軍の士官の1人。階級は少佐。
赤い彗星と呼ばれ、連邦軍から恐れられている。
連邦軍のV作戦をキャッチし、ホワイトベースを追撃する。
5話においては、大気圏突入直前にホワイトベースに奇襲攻撃を敢行。
シャアザクでガンダムと射撃戦と格闘戦をくりひろげ、
ヒートホークででガンダムの盾を切り裂き、
肘打ちを喰らわせるなどしてガンダムを圧倒したが、
結局ガンダムは無傷だった。
それでも、奇襲攻撃でホワイトベースの軌道を変えさせ、
ジオン軍の勢力下にある北米へ降下させることに成功した。

ドレン(CV:永井 一郎)
ジオン公国軍の士官の1人。階級は少尉。
シャアの副官。シャアが出撃することが多いため、
シャアの代わりにシャア専用ムサイ(ファルメル)で指揮をとることが多い。
5話で、初めてムサイを降りてコムサイに搭乗、指揮した。

ジェイキュー(CV:古川 登志夫)
ジオン公国軍のパイロットの1人。
5話で、初めて登場し、大気圏突入直前の攻撃作戦にザクで参加した。
ガンダムと交戦するが、接近戦時にガンダムの頭部バルカン砲の直撃を受け、
ザクの爆発に巻き込まれて死亡した。

コム(CV:玄田 哲章)
ジオン公国軍のパイロットの1人。
5話で、初めて登場し、大気圏突入直前の攻撃作戦にザクで参加した。
シャアザクと戦うガンダムに、ヒートホークで急襲するが、
苦し紛れに繰り出したガンダムハンマーがザクの左わき腹に直撃。
ザクの爆発に巻き込まれて死亡した。

クラウン(CV:飯塚 昭三)
ジオン公国軍のパイロットの1人。
5話で、初めて登場し、大気圏突入直前の攻撃作戦にザクで参加した。
しかし、ホワイトベースのけん制攻撃と、
ガンダムのバルカン砲による追撃に気を取られていたため、
コムサイに着艦できずに大気圏突入してしまい、ザクと共に燃え尽きた。

「少佐ー!!助けてください!減速できません!!シャア少佐、助けてください!!!」

は、大気圏突入の恐ろしさを如実に示したセリフであり、
ガンダムの歴史に残る名台詞(断末魔)の一つとなった。

ガルマ・ザビ(CV:森 功至)
ジオン公国ザビ家の4男。ジオン公国軍地球方面軍司令で、
北米に拠点を置いている。階級は大佐。5話が初登場。
姉のキシリア・ザビから目をかけられているが、
逆にそれを子供扱いだと感じており、
とにかく早く、一人前の男として認められたいと
手柄を立てることに意気込んでいる。

5話では、シャアからV作戦の脅威を聞き、
「そちらに誘い込んだから手柄にすればよい」
というシャアの提案に乗り、自らガウ攻撃空母で出撃した。

 

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■主なモビルスーツなど

注意!公式設定がころころ変わるので、
数年後には違うデータになるかもしれません。
そのあたりを、予めご了承願います。

◆地球連邦側◆

ガンダム RX-78-02
全高:18m 本体重量:43.4t
ジェネレーター出力:1380kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:55500kg
センサー有効半径:5700m

武装(第5話時まで)
頭部60mmバルカン砲2門
ビームサーベル2本
スーパーナパーム弾
ビームライフル
ハイパーバズーカ
ガンダムハンマー

解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
機動戦士ガンダムの主人公アムロ・レイの搭乗機体。
ザクマシンガンの直撃を受け付けない装甲を持ち、
格闘戦においても、シャア専用ザクから数度にわたり攻撃を受けたが、
ガンダムにダメージは無かった。
第5話終了時点で、ザクIIを2機を撃破。
撃破合計数:7
内訳:ザクII×6 ザクI×1

 

ガンキャノン RX-77
全高:17.5m 本体重量:51t
ジェネレーター出力:1380kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:51800kg
センサー有効半径:6000m

解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
1機のみがホワイトベースに収容された。他の部品は焼却処分。
第5話の時点では未使用。

 

ガンタンク RX-75
全高:15m 本体重量:56t
ジェネレーター出力:878kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:88000kg
センサー有効半径:6000m

解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
戦車の延長上のモビルスーツで、
2足歩行ではなくキャタピラで移動する。
1機のみがホワイトベースに収容された。
第3話で初出撃し、敵の補給艦パプアを砲撃し撃沈した。
5話では出撃無し。
撃破合計数:1
内訳:パプア補給艦×1

 

コアファイター FF-X7
全高:3.2m
全長:8.6m
全幅:6.8m
本体重量:8.9t
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
出力:12000馬力
最高速度:マッハ4.8/マッハ3(大気圏内)

武装
4連発対艦ミサイル・ランチャー×2
2連装30mmバルカン砲×2

解説
V作戦で開発された小型の戦闘機。
コアブロックに変形することが可能で、
ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクの
コクピット兼脱出ポットとしても使用可能。
5話では出撃なし。

 

ホワイトベース SCV-70(LMSD-71)
全高:93m/97m(艦橋まで83m)
全長:262m/250m
全幅:202.5m/110m/180m(主翼含む)
全備重量:32,000t/68,000t
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
出力:550000馬力
推力:16000t×4×2または32000t×2/550000t
最高速度:マッハ12
有効射程:72km(主砲・地上)

武装
880mm連装砲×2/58cm連装主砲×1
連装メガ粒子砲×2
連装機関砲×18(計36門)
ミサイルランチャー×40(前部24門、後部16門)

解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で建造された、
ペガサス級2番艦(またはホワイトベース級1番艦)。
ジオン軍側からは「木馬」と呼ばれている。
MSを運用することを想定されて建造された連邦軍初の艦艇。
艦種は強襲揚陸艦となっているが、火力は間違いなく宇宙戦艦並であり、
ジオン公国軍を欺くための艦種と考えられる。
推進機関は熱核ジェットおよび熱核ロケットエンジンで、
ミノフスキークラフトと併用することで、大気圏内でも
宇宙空間と同様に航行することが可能となっている。

V作戦で開発された連邦軍モビルスーツを回収するため、
サイド7に入港していたが、ジオン軍の急襲にあったため、
急きょ、ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクを1機ずつ収容し、
民間人を救助して脱出した。

5話では、機銃による弾幕でザクをけん制しただけだった。
撃破合計数:1
内訳:マゼラン×1

 

サラミス級宇宙巡洋艦
全高:61.3m
全長:228m
全幅:68.3m
本体重量:12,100t
全備重量:22,000t
推進機関:熱核ロケット・エンジン×1
MS搭載数:4

武装
単装メガ粒子砲×6
連装機銃×6
6連装ミサイルランチャー×2
艦首部2連大型ミサイル発射管×8

解説
地球連邦軍の主力宇宙艦で、艦種はサラミス級宇宙巡洋艦。
通称サラミス。マゼラン級宇宙戦艦ほどの火力はないが、
速射性の高い単装メガ粒子砲と対宙ミサイルを備えた有能な汎用戦闘艦である。
しかし、ミノフスキー粒子の戦術活用によって
レーダーと誘導兵器が無力化されたため、
有視界戦闘において運動性と機動性に優れるMS相手には、ほぼ無力である。

5話ではリード中尉が艦長として乗艦していたが、
リード中尉は大気圏突入カプセルで地球に向かったため、
ルナツーへ帰還した。

 

大気圏突入カプセル
(スペック・武装不明)

解説
5話で初登場した、地球連邦軍の大気圏突入用機体。
サラミスやマゼランなど、単体で大気圏突入ができない
宇宙専用の軍艦などに配備されている。
5話においては、ザクマシンガンの攻撃で被弾し、
大気圏突入能力が無くなったため、ホワイトベースに収容された。

 


 

◆ジオン公国軍側◆

ザクII MS-06F
全高:17.5m 本体重量:56.2t
ジェネレーター出力:976kW
装甲材質:超硬スチール合金
スラスター総推力:43300kg
センサー有効半径:3200m

武装(第5話時)
ザク・マシンガン(120mmパワーライフル)
ザクバズーカ
ヒートホーク

解説
ジオン公国軍の汎用型主力モビルスーツ。
通称、量産型ザク。
宇宙空間、重力下のどちらでも行動可能。
一般的にザクと呼ばれるMSは、このタイプのものを指す。
ミノフスキー粒子の発見と活用によって、
レーダーなどの探知機器や誘導兵器が役に立たなくなったため、
有視界ができ、人間のように行動できる機動兵器であるMSを
先んじて開発したジオン公国軍は、
戦力規模で大きく勝る地球連邦軍を圧倒した。
また、ジオンにおいて、今後のMS開発の基礎となったMSでもある。
ガンダムでは、おなじみのやられメカ扱い。

5話においては、3機中2機撃墜され、
1機だけは大気圏突入時の摩擦熱で消滅。
(直接の撃破ではない。)

 

指揮官用ザクII MS-06S
全高:17.5m 本体重量:56.2t
ジェネレーター出力:976kW
装甲材質:超硬スチール合金
スラスター総推力:51600kg
センサー有効半径:3200m

武装(第5話時)
ザク・マシンガン(120mmパワーライフル)
ザクバズーカ
ヒートホーク

解説
ジオン公国軍の汎用型主力モビルスーツを
指揮官用にチューンナップしたMS。
宇宙空間、重力下のどちらでも行動可能で、
量産型よりも推力を30%アップされており、
通信強化のためにブレードアンテナが頭部に増設されている。
(劇中では通常の3倍のスピードと表現されている)
シャア専用ザクは、指揮官用のザクIIを
パーソナルカラーで全身を赤系の色で塗装している。
そのため、シャアの異名である赤い彗星の由来となった。

5話では、ザクバズーカでガンダムシールドに穴をあけ、
更にヒートホークでガンダムシールドを切り裂き、
ガンダムに肘打ちを喰らわせるなどして吹き飛ばした。
(それでもガンダムはビクともしなかった。)

 

ムサイ(ファルメル)
全高:79.4m
全長:234m
全幅:98.4m
本体重量:13,000t
全備重量:13,000t/32,954t
推進機関:熱核ロケット・エンジン×2
最高速度:マッハ7.14
MS搭載数:6

武装
連装メガ粒子砲×3
145型大型ミサイルランチャー×2
Cクラス小型ミサイルランチャー×10

解説
ジオン公国軍のムサイ級宇宙軽巡洋艦。
別名シャア専用ムサイ。
ブリッジの形状が他のムサイと違い、
オリジナルのデザインになっているものの、
スペック的には、他のムサイ級巡洋艦と変わりない。

5話では、大気圏に突入できないため、
艦首に配備したコムサイを出撃させた。

 

コムサイ
全高:26.4m
全長:37.4m
全幅:29.4m
全備重量:46.6t
推進機関:熱核ロケット・エンジン×2
最高速度:マッハ0.71
MS搭載数:2

武装
バルカン砲×2

解説
ジオン公国軍のスペースシャトル(宇宙往還機)の一種。
ムサイ級宇宙軽巡洋艦の艦首に1隻配備されている。
見た目とは裏腹に高性能で、大気圏突入と離脱の両方が可能。
大型の脱出艇としての役割も担っている。
モビルスーツも2機まで搭載できるというスグレモノである。
ただし、武装はバルカン砲が2門しかないため、
戦闘には不向きである。

5話では、地球に降りるためにドレンたち部下が搭乗した。
また、シャアも大気圏突入のためにシャアザクでコムサイに着艦した。

 

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■このアニメの放送日

第5話 大気圏突入

1979年5月5日

 


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