【あらすじ本舗】機動戦士ガンダム 第1話あらすじ

このページには、テレビアニメ「機動戦士ガンダム 第1話」のあらすじが書かれています。

ネタバレがありますので、
まだ本作を観たことが無い人は読まない方がいいと思います。

それでも読みたい方は、
ネタバレがあることを納得の上で、
全て自己責任でお読みください。

 

■機動戦士ガンダム第1話あらすじ

第1話 ガンダム大地に立つ!!

 

人類が、増え過ぎた人口を宇宙に移民させ、
宇宙都市のコロニーを第二の故郷とし、
多くの人類が宇宙生活者となった宇宙世紀0079、
地球から最も遠いコロニー群サイド3はジオン公国を名乗り、
地球連邦政府に対して独立戦争を仕掛けてきた。

地球連邦軍とジオン公国軍の戦いは熾烈を極め、
開戦から1か月あまりで、総人口の約半分が失われた。

人々は、自らの行為に恐怖した……。

そして、戦争は膠着状態に陥り、
8か月あまりが過ぎていった。

 

───地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」の情報をキャッチした
ジオン公国軍のシャア・アズナブル少佐は、
V作戦の実態を調査するため、建設途中のコロニー「サイド7」に、
人型ロボット兵器のMS(モビルスーツ)ザク3機を潜入させた。

コロニーの中には、本来いるはずの住人がほとんど見当たらず、
子供が数人、車で移動するくらいだった。

 

───車の中には、機械好きの少年アムロ・レイと、
ガールフレンドのフラウ・ボウが乗っていた。
軍の命令で一時的に避難するらしい。

サイド7の港には最新鋭の軍艦が入港していた。

その名は「ホワイトベース」。

ホワイトベースは、V作戦の要である
地球連邦軍のMSを回収・搭載するために、
サイド7へ入港してきたのだった。

しかし、ホワイトベースは、ジオン軍の追跡を躱すことができず、
シャア少佐率いる部隊に事前にキャッチされてしまっていた。

シャアがザク3機を潜入させた理由はそこにあったのだった。

 

───ホワイトベースがサイド7に入港するところを確認した
シャア少佐は、V作戦がサイド7内で行われていることを確信した。

潜入したザクのパイロットの1人のジーンは、
デニム曹長の制止も聞かず、功を焦ってザクで軍の施設を攻撃した。

次々と破壊される連邦軍の施設とMSのパーツ。

コロニー内は大混乱に陥った。

デニム曹長は仕方なく、ジーンのザクを援護する形で
戦闘に参加するのだった。

 

───アムロは混乱の中、連邦軍の技術士官である父のテム・レイに
民間人を軍艦に避難させるよう頼むため、
シェルターの外に出てしまっていた。

激しい攻撃と爆発が起こり、
その時基地にやってきた連邦軍の車へ、
外れたミサイルが飛んできて爆発してしまう。

その時に、アムロの目の前に偶然落ちてきた本があった。

それは、V作戦の極秘資料──連邦軍が開発したMSのマニュアルだった。

民間人が避難する中、アムロは父テムを見つけ、
民間人よりもMSの運搬を優先する父を諫めようとするが、
逆に入港した軍艦のホワイトベースへ避難するように叱られてしまう。

このMSこそ、極秘資料に載っていたガンダムである。

ガンダムを運ぼうとする運転手だったが、
エンジンが故障してトレーラーを動かすことができない。

テムは牽引車を探すためにその場を離れたが、
トレーラーの近くにザクの攻撃が命中し、トレーラーの運転手は死亡。

ガンダムがその場に取り残されてしまう。

アムロは、ザクの攻撃に対抗するため、
ガンダムに乗ることを決意。

コクピットを覗くと、計器が点滅していた。

「こいつ、動くぞ…」

「すごい、5倍以上のエネルギーゲインがあるぞ!」

マニュアルを見ながらのたどたどしい操作ではあったが、
アムロは、何とかガンダムを動かすことに成功した。

「やってみるさ!」

 

ザクの攻撃は軍の施設だけでなく、
港の近くにまで及ぶ程になっていた。

次々と殺される連邦軍兵士たち。

ホワイト・ベースの艦長パオロは、
ザクの急襲にも動じなかったが、
ジオンにつけられたことを後悔するのだった。

 

───アムロがガンダムを起動し、
モニターに映ったザクは目の前だった!!

そして、ジーンの乗ったザクは、
ガンダムの存在に気づく!

怪しく光るザクのモノアイ!!

「武器は!??」

アムロは慌てて、偶然ではあったが、
頭部の60mmバルカン砲を発射した。

突然の攻撃に驚くジーン!

ジーンとデニム曹長は、
MSの部品しかないと思い込んでいたからだ。

ジーンはザクマシンガンでガンダムを攻撃した。

しかし、ガンダムはザクマシンガンの直撃を受けてもビクともしなかった!

「見てろよ、ザクめ!!」

アムロは、初めてとは思えない動きでガンダムを操縦!
ガンダムはゆっくりと起き上がり、大地の上に立った!!

黄色い二つの眼が雄々しく光る!

ザクを倒そうと、ガンダムの頭部から
60mmバルカン砲が火を吹く!!

しかし、ザクには当たらず、弾切れになってしまう。

怯えるアムロのガンダムと迫るジーンのザク。

至近距離でガンダムを倒そうとするジーンのザクだったが、
逆に頭部の動力パイプをガンダムに引きちぎられ、
吹き飛ばされてしまった!!

「あれが、連邦軍のモビルスーツの威力なのか?!」

驚きつつも冷静につぶやくデニム曹長。

デニムは、ジーンのザクを撤退させるため、
ジャンプの補助をした。

しかし、アムロはそれを許さなかった!

「逃がすものかーーー!!!」

ガンダムのビームサーベルが左肩から引き抜かれ、
ジャンプしたジーンのザク目掛けて大ジャンプ!!

デニムのザクの援護射撃はガンダムに当たっても通じない。

ピンクの閃光がジーンのザクを両断した。

ジーンのザクは大爆発(核爆発)を起こし、
コロニーの外壁が破れてしまう。

ちょうどその時、牽引車を連れてきたテムは、
運悪く爆風に巻き込まれ、宇宙空間に放り出されてしまった。

アムロはそれを知らない。

「よくもジーンを!!」

デニム曹長のザクがガンダムに突撃してきた!!

先ほどの爆発を憂慮したアムロは、
ビームサーベルでザクのコクピットだけを狙った。

とびかかってきたザクはコクピットを貫かれて停止、
デニム曹長は死亡した。

ザク2機を倒したまではいいものの、
サイド7の被害はひどい有様だった。

 

一方、港では、ホワイトベースへの民間人の収容を急いでいた。

シャア専用のムサイ級戦艦が、サイド7へ攻撃を仕掛けてきていたからだ。

軍人になって半年のブライト・ノア少尉は、
ガンダムに手伝いをさせることを決めた。

先ほどの戦闘で、技術者や正規軍人のほとんどが死んでしまい、
人手が足りなくなっていたからだった。

 

───スレンダーのザクはサイド7を脱出し、
シャアのムサイへ向かっていた。

ザク2機を撃破され、ジーンとデニム曹長の
2名の死亡報告を受けたシャアは、思わず言葉を漏らした。

「認めたくないものだな…自分自身の…若さ故の過ちというものを……。」

シャアを乗せたムサイは、サイド7へ攻撃を続け、
ホワイトベースの出港を待ち構えていた。

 

機動戦士ガンダム 第2話へ続く

 

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■主な登場人物

◆地球連邦側◆

アムロ・レイ(CV:古谷 徹)
主人公。機械いじりの好きな少年として
サイド7ではそこそこ有名な少年だった。
ザクの急襲により、偶然ガンダムのマニュアルを入手。
ザク2機を撃破した。
父は軍事技術者のテム・レイ。

フラウ・ボウ(CV:鵜飼 るみ子)
アムロのガールフレンド。
普段からアムロの世話焼きをしている。
ザクの急襲により家族を失い、
避難民の1人としてホワイトベースに乗ることになる。

ハヤト・コバヤシ(CV:鈴木 清信)
アムロのお向かいさん家の息子。柔道が得意。
軍事技術者の父を持つアムロを快く思っていない。
フラウがアムロに親切にすることも、
アムロを嫌う気持ちに拍車をかけている。
フラウ・ボウと同じく、避難民の1人としてホワイトベースに乗ることになる。

テム・レイ(CV:清川 元夢)
地球連邦軍の技術士官で、アムロの父。
階級は大尉。ガンダムの開発者のひとり。
人間よりもガンダムを大事にする、アムロ以上の機械オタク。
運悪く、ザクの爆風に巻き込まれて宇宙空間へ放り出されてしまった。

ブライト・ノア(CV:鈴置洋孝)
地球連邦軍の士官候補生の1人で、士官学校を出て半年の新人。
階級は少尉。地球生まれ、地球育ちのエリート。
登場当初からホワイトベースの乗組員だった。
ザクの急襲で正規の軍人や技術者がほとんど死亡したため、
多くの仕事を指揮せざるを得なくなってしまった。

パオロ・カシアス(CV:政宗 一成)
地球連邦軍の軍人の1人。ホワイトベースの初代艦長。
階級は中佐。歴戦の軍人だったが、シャアの追跡を躱すことができず、
サイド7へのホワイトベースの入港をシャアにキャッチされてしまう。

 


 

◆ジオン公国軍側◆

シャア・アズナブル(CV:池田 秀一)
ジオン公国軍の士官の1人。階級は少佐。
赤い彗星と呼ばれ、連邦軍から恐れられている。
連邦軍のV作戦をキャッチし、部下に詳細を探らせていた。

デニム(CV:緒方 賢一)
ジオン公国軍の軍人の1人。MSザクのパイロット。
階級は曹長。シャアの命令でサイド7に潜入し、
偵察&V作戦を調査していたが、
部下の暴走により仕方なくザクで戦闘に参加。
アムロの乗ったガンダムのビームサーベルでザクのコクピットを貫かれて戦死。

ジーン(CV:曽我部 和行)
ジオン公国軍の兵士の1人。MSザクのパイロット。
階級は伍長。シャアの命令でサイド7に潜入し、
偵察&V作戦を調査していたが、功を焦って暴走。
連邦軍の施設やMSの部品を多数破壊し、サイド7内に甚大な被害を与えた。
アムロの乗ったガンダムのビームサーベルで
搭乗していたザクを胴斬りにされ、核爆発を起して戦死。

スレンダー(CV:鈴木 誠一)
ジオン公国軍の兵士の1人。MSザクのパイロット。
階級は軍曹。シャアの命令で、サイド7に偵察のために潜入したが、
デニム曹長の指示でコロニーの内部にまでは入らず、待機していた。
デニムとジーンが死亡したので、詳細をシャアへ報告し、ムサイへ帰還した。

ドレン(CV:永井一郎)
ジオン公国軍の士官の1人。階級は少尉。
シャアの副官。シャアが出撃することが多いため、
シャアの代わりにシャア専用ムサイ(ファルメル)で指揮をとることが多い。

 

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■主なモビルスーツなど

注意!公式設定がころころ変わるので、
数年後には違うデータになるかもしれません。
そのあたりを、予めご了承願います。

◆地球連邦側◆

ガンダム RX-78-02
全高:18m 本体重量:43.4t
ジェネレーター出力:1380kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:55500kg
センサー有効半径:5700m

武装(第1話時)
頭部60mmバルカン砲2門
ビームサーベル2本

解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
機動戦士ガンダムの主人公アムロ・レイの搭乗機体。
ザクマシンガンの直撃を受け付けない装甲を持ち、
格闘戦でザクを圧倒するパワーを持つ。
第1話終了時点で、ザク2機を撃破。

 

ガンキャノン RX-77
全高:17.5m 本体重量:51t
ジェネレーター出力:1380kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:51800kg
センサー有効半径:6000m

解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
第1話の時点では部品のみの状態だったため、
ザクの襲撃で軒並み破壊されてしまったが、胴体部分は無事だった模様。

 

ガンタンク RX-75
全高:15m 本体重量:56t
ジェネレーター出力:878kW
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
スラスター総推力:88000kg
センサー有効半径:6000m

解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で開発されたモビルスーツのひとつ。
戦車の延長上のモビルスーツで、
2足歩行ではなくキャタピラで移動する。
第1話の時点では部品のみの状態だったため、
ザクの襲撃で軒並み破壊されてしまった。

 

ホワイトベース SCV-70(LMSD-71)
全高:93m/97m(艦橋まで83m)
全長:262m/250m
全幅:202.5m/110m/180m(主翼含む)
全備重量:32,000t/68,000t
装甲材質:ルナチタニウム合金
出力:550000馬力
推力:16000t×4×2または32000t×2/550000t
最高速度:マッハ12
有効射程:72km(主砲・地上)

武装
880mm連装砲×2/58cm連装主砲×1
連装メガ粒子砲×2
連装機関砲×18(計36門)
ミサイルランチャー×40(前部24門、後部16門)

解説
地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」で建造された、
ペガサス級2番艦(またはホワイトベース級1番艦)。
MSを運用することを想定されて建造された連邦軍初の艦艇。
艦種は強襲揚陸艦となっているが、火力は間違いなく宇宙戦艦並であり、
ジオン公国軍を欺くための艦種と考えられる。
推進機関は熱核ジェットおよび熱核ロケットエンジンで、
ミノフスキークラフトと併用することで、大気圏内でも
宇宙空間と同様に航行することが可能となっている。

V作戦で開発されたモビルスーツを回収するため、
サイド7に入港したが、サイド7がザクの急襲にあったため、
急きょ民間人を避難民として収容した。

 

 


 

◆ジオン公国軍側◆

ザクII MS-06F
全高:17.5m 本体重量:56.2t
ジェネレーター出力:976kW
装甲材質:超硬スチール合金
スラスター総推力:43300kg
センサー有効半径:3200m

武装(第1話時)
ザク・マシンガン(120mmパワーライフル)

解説
ジオン公国軍の汎用型主力モビルスーツ。
宇宙空間、重力下のどちらでも行動可能。
一般的にザクと呼ばれるMSは、このタイプのものを指す。
ミノフスキー粒子の発見と活用によって、
レーダーなどの探知機器や誘導兵器が役に立たなくなったため、
有視界ができ、人間のように行動できる機動兵器であるMSを
先んじて開発したジオン公国軍は、
戦力規模で大きく勝る地球連邦軍を圧倒した。
また、ジオンにおいて、今後のMS開発の基礎となったMSでもある。

 

ムサイ(ファルメル)
全高:79.4m
全長:234m
全幅:98.4m
本体重量:13,000t
全備重量:13,000t/32,954t
推進機関:熱核ロケット・エンジン×2
最高速度:マッハ7.14
MS搭載数:6

武装
連装メガ粒子砲×3
145型大型ミサイルランチャー×2
Cクラス小型ミサイルランチャー×10

解説
ジオン公国軍のムサイ級宇宙軽巡洋艦。
別名シャア専用ムサイ。
ブリッジの形状が他のムサイと違い、
オリジナルのデザインになっているものの、
スペック的には、他のムサイ級巡洋艦と変わりない。

 

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■このアニメの放送日

第1話 ガンダム大地に立つ!!

1979年4月7日

 


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