半夏生(はんげしょう)とは、
夏至(げし)から11日目の日で
太陽の位置が黄経100°の日
のことです。
(横径100°とは、春分の日を0°とした時の平面の角度100°のこと。太陽の高さではない。ちなみに夏至の時の横径は90°。)
旧暦の雑節の一つで、現代の暦に名残として残っている日です。
壁掛けのカレンダーなどに、旧暦の名残として半夏生が表記されていることがあります。
旧暦においては、大体、半夏生くらいに梅雨が明けることが多く、この日から先は田植えをしても収穫が少なくなる「半夏半作」とされていました。
そのため、昔の農家では、半夏生を田植えの終了日としていたそうです。
ちなみに、半夏生と同じ名前の植物に
「ハンゲショウ」があります。
ハンゲショウは水辺に咲く花で多年草です。
ハンゲショウの名前の由来は、
- 半夏生の時期に咲くから。
- 葉の下半分が白くなることから、
半分化粧している→半化粧(はんげしょう)。
の2つから来ていると言われています。
どちらが由来でも、発音は正しいですね。(笑)
では、今回はこの辺で。
■関連項目

雑節(ざつせつ)って何?
雑節(ざつせつ)とは、二十四節気以外の季節の変化の目安の日のことです。昔の暦の名残として、雑節の日がカレンダーに表記されていることがあります。半夏生(はんげしょう)、土用、入梅(にゅうばい)が有名どころですね。具体的に、雑節には以下のような...

七十二候 (しちじゅうにこう)って何?
七十二候(しちじゅうにこう)とは、季節の区分の二十四節気を更に3つの区分に分けたものです。現代の暦で、半夏生(はんげしょう)と呼ばれる雑節の日も、七十二侯に含まれます。(半夏生は、カレンダーなどに書かれていることがあります。)元々、七十二侯...

二十四節気 2025年の日付が一目でわかる一覧表
二十四節気(にじゅうしせっき)とは、1年を24等分して季節に関する名前をつけたものを言います。別名、二十四気(にじゅうしき)。カレンダーに立春とか夏至とか冬至とか書かれていることがありますよね?それこそが二十四節気のことなのです。元々、旧暦...