■珈琲牛乳の日ってどんな日?
珈琲牛乳の日は、1923年(大正12年)4月20日に東海道線国府津駅で「珈琲牛乳」が販売開始されたことにちなんで制定された記念日です。
この4月20日を境に、日本全国にコーヒー牛乳の人気が広まっていったとのこと。
当時のコーヒー牛乳は瓶入りで、蓋は王冠(瓶入りのコーラやビールなどの金属製の蓋)だったそうで、価格は1本20銭※とかなりの高額商品でした。
(※当時の駅弁が1箱35銭前後だったことから、飲み物としては高価な部類に入る。)
にもかかわらず、苦みと甘みが絶妙で美味しい珈琲牛乳は飛ぶように売れたそうです。
よほど画期的な飲み物だったんでしょうね。
現代では、コーヒー牛乳は手軽に安く飲めるようになっています。
また、使いやすさやリサイクルを考慮し、瓶よりも紙パックやペットボトル入りのコーヒー牛乳が普通に市場に出回っています。
もちろん、瓶入りもまだ販売されています。
しかしながら、2003年に公正競争規約制度(飲用乳の表示に関する公正競争規約)が改正されたため、現代日本でのコーヒー牛乳の表記※は「カフェ・オ・レ」「カフェ・ラッテ」「ミルクコーヒー」または単なる「コーヒー」などとなりました。
(※正確には「コーヒー入り乳飲料」が正しい表記。)
法改正のきっかけは、2000年(平成12年)の「雪印集団食中毒事件」。
この事件によって、しばらくの間、「雪印」という名称が乳製品の商品名から消えました。
(参考:Wikipedia)
法改正によって、牛乳という名称が「生乳100%のものにしか表記できない」ようになったため、コーヒー牛乳という名称は、日本の乳製品のドリンク名から消えたのです。
もちろん、言葉として「コーヒー牛乳」は残っているので、現代でも普通に使われています。
■提唱・制定者は?
珈琲牛乳の日の制定者は、「守山乳業株式会社」さんです。
■日付の理由は?
日付の理由は前述のとおりです。
■日本記念日協会に登録されているの?
珈琲牛乳の日は、日本記念日協会に認定・登録されています。
制定年月日は、2015年(平成27年)10月5日です。
コーヒー牛乳は、子供の頃によく飲んでいましたが、子供心にも、そんなに高いと思うこともなく飲んでいました。
昔は高い飲み物だったんですね。
でも、いくら安い飲み物だとしても、甘ったるいこともあってか、大人になってからはあまり飲まなくなりました。
でも、たまに飲むと、ほんと、甘くてほろ苦くて美味しいんですよね♪
気が向いたら、また飲んでみようと思います。
◆余談:コーヒー牛乳とカフェオレとの違い
コーヒー牛乳とカフェオレの違いは、「牛乳の量」です。
- 牛乳>コーヒー=コーヒー牛乳(ミルクコーヒーなど)
- 牛乳≦コーヒー=カフェオレ
となります。
基本的に、カフェオレはコーヒーが主体であり、コーヒーと牛乳が同量であるものを指します。
一方で、コーヒー牛乳は牛乳が主体であり、コーヒーの方が混ぜ物です。
まあ、どちらも美味しい飲み物で、成分はどちらも同じ。
なので、どうでもいいと言えばどうでもいいんですけどね。(笑)
では、今回はこの辺で。
■関連項目