梅雨の時期なら尚更ですよね!
カビには様々な種類がありますが、一般的にカビというと、大体は黒カビのことを指します。
そこで今回は、風呂場の黒カビにフォーカスして、
「風呂場の黒カビをキレイに掃除して取り除く方法」をチェックしました。
皆様の参考になれば幸いです。
■前準備
当たり前ですが、カビを取る前に、前準備が必要です。
- カビ取り剤
風呂場用、キッチン用、トイレ用、エアコン用など、様々な種類があります。
今回は風呂場用のカビ取り剤を準備しましょう。
おすすめのカビ取り剤はこちら
- ゴム手袋
キッチンなどで使うゴム手袋でOKです。
カビ取り剤による手荒れや、清掃時の怪我の防止のためです。 - マスク
カビの胞子やカビ取り剤を直に吸わないための防御策です。 - 掃除用のスポンジ、ブラシなど
カビを取り除いたり拭きとるための道具です。 - 掃除用の乾いたタオル、雑巾など
水分を拭きとるために使います。
■風呂場の黒カビの掃除方法(最強!)
お風呂場に生えたカビをキレイに掃除する方法です。
- カビが生えた部分にカビ取り剤を塗る。
(使用時は必ず換気を行ってください。)
- カビ取り剤をかけたところをラップで包む※などしてフタをする。
※スプレータイプの場合に有効
これによって、カビ取り剤があまり揮発せず、より効果的に作用します。
※ジェルタイプの場合は、あまり揮発しないので、特にラップ等で包む必要はありません。 - 約15分ほど放置します。
- フタを外してスポンジやブラシでカビを拭きとる。
【注意!】強くこすらないこと!
強くこすると、傷がついて隙間にカビの胞子が入り込んだり、周囲に胞子が飛んで広がってしまうため、強くこすってはいけません。 - 50℃以上のお湯を90秒以上かける。
(これで残りのカビの大部分が死滅します。)
- 掃除した部分を水をかけて冷やす。
(室温を下げてカビの再繁殖を防ぐ。)
- 乾いた布やタオルで水気を拭き取る。
湿気が残らないように、しっかりと水分を拭きとりましょう! - しばらく換気する。
(半日程度。24時間換気がベスト。)
【注意!】カビ取り剤を使用する際は、必ず換気をしてください。
また、カビ取り剤の取り扱い説明書をよく読んで、正しく使用してください。
◆シャワーヘッドの中も掃除する!
意外ですが、シャワーヘッドの中は乾燥しにくいため、カビが生えている可能性があります。
なので、定期的に掃除する必要があります。
カビが生えていた場合は、前述のカビ取りと同じ方法で掃除し、殺菌してください。
◆ぬめり取りも行う
シャンプーやリンスなどのボトルの下などにある、ぬめりを洗って取ります。
(ぬめりは、カビの栄養になるため。)
ぬめりを取ったあとは、水分を拭きとって乾燥させます。
特に、端っこなどにピンクの汚れが出ている場合は、そこを重点的に掃除してください。
このピンクの汚れの正体は「ロドトルラ」と言う酵母菌で、非常に育成が早く、黒カビと同じ環境を好みます。
つまり、「ピンクの汚れがあるところは黒カビも生えやすい場所」ということです。
なので、ピンクの汚れを発見したら、即座に掃除して乾燥させましょう。
そうすることで、カビの防止対策に繋がります。
■風呂場のカビ掃除の回数について
カビが生えてから掃除するのではなく、定期的に風呂場を掃除することで、カビの発生を防げます。
◆お風呂掃除の回数の目安
- 浴槽=使うたびに掃除する
- 風呂の床=週に1回
- 風呂場全体=2か月に1回程度
清掃後に、後述のカビ防止対策を行えば、風呂場を清潔に保つことが可能です。
■カビ防止対策
清掃後、カビがなるべく生えてこないようにするための防止策です。
◆こまめな換気
こまめに換気することで、空気中の湿度を下げます。
湿度が高いと、カビが生えやすくなるため、換気によって湿度を下げます。
湿度を60%以下に保つようにするのが理想的です。
電気代が余計にかかってしまいますが、梅雨の時期は、風呂場は24時間換気扇をつけるといいでしょう。
◆除湿器をつかう
除湿器を使うことで、風呂場や脱衣所付近の湿度を下げます。
これによって、カビの繁殖を防ぐことが可能です。
その際は、換気扇や扇風機(サーキュレーター)と合わせて使うと、より効果的に湿度を下げることができます。
現在では、空気清浄機やエアコンにも除湿機能が付いているものがあるので、それらの機能を使うことでも除湿が可能です。
(風呂場や脱衣所にエアコンがある家はレアケースですが、空気清浄機なら自宅にあるものを流用すればOKです。)
◆【カビ防止の結論】◆
結論を言うと、カビ防止対策は「十分に除湿・乾燥する」ことに集約されます。
余計な水分を完全にふき取り、空気の湿度を下げて、風呂場全体を乾燥させることが要です。
これは、他の部屋でも当てはまります。
■おすすめのカビ取り剤 ベスト3 風呂場(バスルーム)用
カビ取り剤には、塩素系と酸素系の成分のものがあり、それぞれにリキッドタイプ、スプレータイプ、ジェルタイプなどがあります。
個人的には、空気中に飛び散らないジェルタイプのカビ取り剤が比較的安全でおすすめです。
◆カビトルデスPRO レッドジェル
- タイプ:ジェル
- 成分:塩素系(次亜塩素酸塩) ほか
- 容量:150g
UYEKI(ウエキ)からリリースされている風呂場用のカビ取り剤。
ジェルタイプで塩素系。
風呂場のタイル・目地・浴室のマット・小物類はもちろんのこと、窓枠のシリコン樹脂の部分にも使用可能です。
ジェルタイプなので周囲に飛び散らず、カビの生えた部分に強力に密着して黒カビを退治してくれます。
しかも、ツンとした匂いも少ないので、嫌な思いもせず、利便性が高いです。
◆カビキラー
- タイプ:スプレー(泡)
- 成分:塩素系(次亜塩素酸塩) ほか
- 容量:400g
TVCMなどでも有名な、あのジョンソンのカビキラーですね。
浸透力が抜群で、約5分でカビの根っこまで浸透して退治します!
ゴムパッキンにも使えるので、利便性は高いですね。
ちなみに、特大サイズで1000gのものや、詰め替え用のカビキラーもリリースされているので、スプレータイプ1本あたりのコスパは最強です。
【注意!】スプレータイプなので、使用時には十分な換気が必要です。
◆かびとりいっぱつ
- タイプ:ジェル
- 成分:塩素系(次亜塩素酸塩) ほか
- 容量:185g
鈴木油脂工業株式会社がリリースしている風呂場用のカビ取り剤ですね。
お風呂場のゴムパッキンやタイルの目地はもちろんのこと、浴室内のシリコンコーキング内部に食い込んだ頑固な黒カビも強力に除去することができます。
ジェルタイプなので、飛び散ることは無く、匂いもほとんどしません。
ただし、前述のカビトルデスPRO レッドジェルよりも容量が多い分、値段も少々高めになりがちです。
性能にほとんど差は無いので、安い方を買えばいいと思います。
以上、こんなところですね。
とにかく、余計な水分である湿度と湿気が、カビを繁殖させる最大の原因です。
カビを取り除いたら、キレイに洗い流して十分に乾燥・換気することです。
是非とも実践してみてくださいね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目