魚へんに愛という漢字、珍しいですよね?
この漢字は、常用漢字ではありませんが、ちゃんと実在します。
魚へんがついた時点で、何らかの魚の名前だということは容易に想像できるのですが・・・。
はたして、魚へんに愛という漢字は、
どんな読みで、どんな魚のことなのか?
気になったので、色々と調べてみました。
■漢字の読みと指す魚
漢字の読み自体は、そのまんま「あい」です。
もちろん常用漢字ではありません。
非常に専門的な漢字だと言えます。
次に、どんな魚のことなのか。
その答えは、
「ムツ」
「年を経たアユ」
の二つでした。
また、アユから転じて
「子持ち鮎の塩漬け」
という意味もあるそうです。
色んな意味があるんですね・・・。^^;
ともかく、日常生活において、普通の人は、まず使わない漢字ですね。
どこかの寿司屋の湯呑なんかに、書いてあるかもしれませんね。
■寿司業界などの専門用語?!
魚へんに愛の漢字の読み方や魚の種類はわかりました。
でも、ひとつ疑問が出てきました。
ムツにしろアユにしろ、それぞれ既に専用の漢字表記がある魚ですね。
ムツは魚へんに陸
アユは魚へんに占
しかも、これら二種類の魚は、それぞれ接点がない魚。
ムツは深海魚で、鮎は川魚。
なぜ接点のない魚同士が、
同じ漢字一字で表記できるのか・・・?
そのあたりは、漢字の多様性が関係しているようですね。
実は、魚へんに愛という漢字のことを調べることができたのは、
という、極めて専門的に魚へんの漢字の解説を書いてくれているサイトがあったからなんです。
そのサイトで、魚へんに愛の漢字について実に専門的に書いてありました。
しかし、このサイトは専門的すぎるんですよね。
素人がザーッと読んだところで、頭に入らないと思います。
なにしろ、専門用語が多すぎるんですよね。
多分、読んだ人のほとんどが、ワケがわからなくなって混乱すると思います。
とにかく、魚へんに愛という漢字は、ムツや年を経たアユを表す漢字だと覚えておけばいいでしょう。
ただし、この漢字は特殊な漢字なので、普通の辞書には載っていません。
ひょっとすると、漁業関係者や寿司業界の板前さんたちが使う、専門の漢字なのかもしれません。
ですので、本当にそういう意味なのかと疑われたら、上記のサイトを見せる以外、その場で証明するのが難しいです。
論争になりそうだったら
「そういう意味らしいよ」
と、アバウトなフレーズを一言付け加えておくと良いでしょう。(苦笑)
ちなみに、魚へんに郷でも、「年を経たアユ」という意味があるそうです。
ホント、色んな魚の漢字があるものですね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目