裂傷とは何?│裂傷の意味と治療方法(応急処置)

◆裂傷って何?

裂傷とは文字通り、裂けた傷のことです。

具体的には、皮膚や肉が裂けて出血する程の傷ですね。

普通に生活していて、裂傷を負うことは稀です。

大体は、何らかの意図的な力が加わって裂傷を負うことがほとんどです。

今回は、そんな裂傷についてチェックしてみました。

皆様の参考になれば幸いです。

 

■裂傷の特徴

裂傷の特徴は、切り傷よりも傷口が荒いです。

裂傷は、切り傷のように、刃物などの鋭利なものでついた傷口が比較的きれい(鋭利という意味で)なものではありません。

木の枝やヤスリや動物の爪、ノコギリなどギザギザしたもので引っかかれた“引っかき傷”のようなものです。

ノコギリの傷といえば、過去に有名アイドルグループAKB48の当時のメンバー2人(川栄さんと入山さん)が握手会の最中に暴漢にノコギリで襲われ、裂傷と骨折を負わされた事件がありました。

事件詳細についてはこちら(wikipedia)

 

ちなみに、出血すらしない浅い裂傷は、擦過傷(すり傷)と言い、裂傷とは別物と考えられています。

なお、医学用語的には、裂傷という言葉は正確な表現ではありません。

裂傷に近い医学的な表現としては、切創(切り傷)擦過傷(すり傷)を足したものが裂傷にあたります。

創傷についての詳細はこちら(wikipedia)

 

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■どのくらい痛いのか?

裂傷の深さによりますが、皮膚や肉が裂けているので、瞬間的な痛みはかなり痛いです。

まあ、痛みの程度というのは個人差があります。

ですが、裂傷は切り傷のように、スパッと切れた傷ではなく、皮膚と肉が無理やりズタズタに
引き裂かれた

あまりに痛くて唸る人もいます。

しかも、裂傷は傷口が荒くて治りにくいので、痛みはしばらくの間続きます。

痛みが取れて治ったとしても、傷痕が残る可能性が大きいです。

 

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■裂傷の治療方法(応急処置)

・出血がほとんど無い場合(かすり傷程度)

消毒してオロナインなどの軟膏を塗り、絆創膏を貼っておきましょう。

痛みや炎症がひどい場合は、外科のある病院へ行きましょう。

 

・出血が多い場合(傷が深い・急所など)

ガーゼやタオル、包帯などで止血しながら外科のある病院へ急ぎましょう

傷の部位や出血量によっては、救急車を呼んだほうがいいと思います。

結局、医師に診てもらうのが最も有効な手段ですね。

痛みを我慢せずに、早く病院に行くのが一番です。

では、今回はこの辺で。

 

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